おサイフ哲学

　自分を変えたい・人生を変えたい。
　あなたの転機を哲学と音楽で応援する、哲楽家の紀々です。

　このところ、次のトークイベントに向けて「お金」を哲学中。

　私は、小さい頃から母がレザークラフトをやっていたので、革のおサイフの販売を手伝っていました。

　※　私たちが作る革のお財布は「おサイフ」、一般的な意味でのものは「お財布」を使っています。

　おサイフの販売キャリアは20年を越えます。

　本当にたくさんのお客さまと向き合ってきました。

　お財布を選ぶポイントは、形・色・大きさ・ポケットの数・ファスナーの有無など実に様々。

　そんな中でも、一番多いリクエストは見事に共通していました。

　「お金の入ってくる（出ていかない）」お財布。

　笑ってしまいそうですが、みなさん真面目な顔でおっしゃいます。

　なので私も、ずっと「お金の入ってくるお財布」について真面目に考え続けています。

　売り場では、みなさんのお財布の使い方や想いと努力、その効果を聞かせて頂きました。

　なんとも奥深く不思議な世界！

　少しずつ「お財布」を通してその方が見えるようになりました。

　どんな生活をされているのか？

　いまの幸せ度は？

　自分のことが好きかどうか？

　何かがあった時に他人のせいにするタイプかどうか？

　ダイエットが苦手なタイプかどうか？

　などなど。

　おサイフから哲学するようになったきっかけは、あるお客様との出会いでした。

　私たちのお店でおサイフをご購入下さった方が、翌日にまたお越しになったことがありました。

　何か不具合でもあったのかと気になっていたら……「このおサイフ、お金が入ってくるのよ！だからもう一つ買いにきたの」

　もちろん、何か特別なお祓いなどしたわけでもありません。
　
　ただ、こういう風に「おサイフにお金が入ってくる」方の場合、いくつかの共通点があります。

　あくまでも、私の経験上の予測ですが。

　いつも「お金が入ってくること」を考えて、良いと思われることは小さなことでも実践している。
　（外出から戻ったら、夜は必ずカバンから出してお財布のスペースに置くようにしている方もいました）

　おサイフの使い方が丁寧。
　（お尻にしいたり、バッグの中でグチャグチャにしない）

　おサイフがパンパンになっていない。
　（こまめに見直している）

　お札が揃っていて、出す時にも丁寧に出している。
　（投げるように支払わない）

　おサイフの汚れや傷みに敏感。
　（ほつれや汚れにはすぐ気づき、メンテナンスする）

　おサイフのせいにしない、おサイフの悪口を言わない。
　（お金がないことをおサイフのせいにする人は案外多いです）

　おサイフの中に、お金以外のものが少ない。
　（お金という主人公を大切にしている）
　
　自分のお気に入りのお財布を使っている。
　（何となく選んだ、もらったから仕方なくということではなく）

　自分にとって必要なお財布の機能を知っている。　
　（流行りや見た目だけでなく、自分の使い方や性格を知って選んでいる）
　
　などなど……色々あります。

　私が、その方のお財布を見せて頂いて「お金が入ってくるかどうかを見る一番のポイント」は【お財布が幸せそうかどうか】。

　理屈ではないのですが、けっこうハッキリわかります。

　是非、あなたのお財布もバッグから出してゆっくり観察してみて下さい。

　幸せそうに笑っていますか？

　あした、転機になぁれ！

#お金について考える

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