Focusに込められた思いを(勝手に)受け取ってみた

ひとつ先に言います。私は神宮寺くんを担当しています。だけど、今回は平野さんが届けてくれたこの曲について勝手に感じたこと、考えたことをつらつら書いて行こうと思います。だからこの先書くことは本当に私の推測の域を出ないことがほとんどです。ご注意ください、、。

---------------------------------------

きた、全人類の味方系の曲が、きた
今のままいい、それで充分。そう思わせてくれる。私の大好きな曲、夕陽をみているか？に似てる。(私の小中時代の青春、AKB48の曲です、よかったら聴いてみてください、めちゃめちゃ泣けます)

Alrightにも似てる、、と思ったけれど、
Alrightはデビューできるかわからない、明日が確実じゃない彼らが、そのままでいい、今を大切にしよう、と自分に言い聞かせるような、ジャニーさんが彼らに言い聞かせているような、そんな歌だと(勝手に)解釈してるので、少し違うな、、と思い、また考えてみる。

Focusは平凡な日々を過ごしている人が自分の日々を、このままでいいのか？私の人生とは、、？という考えになってしまって肯定できない中、私たちからしたら非現実的で遠い生活を送っている彼らから、それでもいいじゃないか、と言ってもらえるからこそ説得力があるんじゃないかな、と。平凡な日々を過ごしている人が「これで良い」って自分で思うことはそう簡単なことではない。それができるのは大切なんだけど、自分では難しいのだよ、そうやって自分を肯定することが出来る人は、そう多くはないのだよ。

でも、彼らが「それでいいじゃないか」。そう言ってくれるから、私たちは自己肯定ができる。本当に、それでいいんだと思える。

平野さんがこういう曲を作ったのは、行動ひとつが周りに大きな影響を与える立場であり、目まぐるしい毎日を送る中で、私たちのような、平凡な変わりばえのない日々に少しばかりでも憧れの気持ちがあるからなのではないかと思った。

でもそれ以上に、彼は私たちに「死んで欲しくない、生きてほしい」という気持ちが強く、強くあるのだと思う。

以前ROTで、人を守るのが好きですべてを捨てて陸上自衛隊になりたかった、でも事務所の人に止められ、アイドルも精神的に人を助けていると説得されてアイドルを続けることにした、と話していたのを見て、彼の人生の軸は、人を守ることなんだと私は思った。

そして今回プロデュースしたFocus。私は正直去年のBig Bangのようなガシガシのダンスナンバーが来るのかと思っていた。(それでも全然ウェルカム)
でも違った。全人類に寄り添い、肯定してくれる曲を本人曰く「かなりこだわって」私たちに届けてくれた。

彼はROTで、「自分を見てくれる人、自分に関わった人は、なるべく死なないでほしい」と語っていた。とても淡々と語っていたけれど、あれは身近な人の死を幾度と経験している彼の切実な思いだったと思う。計り知れない悲しみを知っているからこそ、彼は会ったこともない、面識のない私達にも、死んで欲しくないと、本気で思っている。だからこんなに私たちを肯定してくれる曲を作ったのだ。平野さんだからこそ、この曲を作ることができたのだ。
これはかなり推測の域を出ないのだけれど(二回目)、このご時世、自ら命を絶つ人が後を絶たない。そんな現状があるからこそ、平野さんは私たちが自分を追い詰めて死なないように、私たちが自分を肯定できる曲を作ってくれたのかなと思う。

"誰のためでもない 自分のためでもない 何のため？分からずに日々を過ごして"
"帰り道にさほら 小さな幸せひとつ 持ち帰るそれだけで明日が見える"
"ほんの少し笑えたらgood time"
"自慢できないけど 褒められもしないけど 平凡な日常も悪くはないさ"
"飾らなくてもいい 背伸びしなくてもいい ありのまま 思いのまま 歩いてゆこう"

挙げ始めたら止まらない、心を動かされる歌詞。お願いだから死なないで、と、全力で私たちを肯定してくれているように感じてならない。
そして初めて聴いた時、彼らの歌声がものすごく力強くて、壮大な音楽と相まって圧倒されたんだけど、平野さんがメンバーに「テクニックよりも、とにかくみんなの熱い気持ちを乗せてほしい」と話したと読んで、震えた。やっぱり彼は私たちを守ろうとしてる。その守りたい気持ちを、全身全霊で私達にぶつけてくれたんだ。全力で私たちを包み込もうとしているんだ。だから聴いた時に、とてつもない説得力があるんだ。
彼らの気持ちが、確実に私達に届いた。繋がってるって思えた。

Focusを聴いて、
平野さんは変わらない。ブレてない。人を守りたいと本気で思っていて、その思いを軸にして生きている。歌で、自分たちの存在で、私たちを守りたいと思っているんだ、と勝手に解釈して、(あ、この人についていけば間違い無いな)と自然に思った。

平野さん、ありがとう、本当に素敵な歌を心の底からありがとう。大丈夫、あなたがこだわりぬいて、心を込めて、キンプリのみんなと、この曲を届けてくれたから。私たちは聴くたびに今の自分を好きになることができるし、だからこそ、絶対に死んだりしないよ。約束する。

そうやって私は勝手に彼からの気持ちを受け取って、いつものように平凡な明日を迎えるのです。

----------------------------------------------------

もうびっっっっくりするくらい重たい文章になりました、書き終わって読み終えて自分で震えてます。
そしてこんなにFocusを語っていますが、最初に言った通り私は神宮寺師匠担当なので、どうしたって大サビに向けた「歩いて行こう」がそれはそれは力強くて美しくて、たまらないのです(まあ全員どの瞬間もそうなんだけども)(なんやねん)。
ありがとう。心の底からありがとう。