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頭の中を整理するために始めた手帳だけど、気づけば手帳のことで頭がいっぱい

仕事やプライベートでいろいろ考えすぎて頭の中がごちゃごちゃになったので、手帳をつけ始めた。

実際大したことは起こってないのだけど、ふだん能天気でいることに注力しているので、気になることややるべきことが増えると、そのことで頭がいっぱいになってしまう。

「あれやってこれやってそれ処理して!」「この件どうなるんだろ…一体どうしたら…」と考えすぎるのが、私にとっては本当に合わない。
「その時の自分がなんとかしてくれるっしょ☆」「まあそれはそれとして♡」とボケたり流したり出来なくなると、如実に体調を崩す。

ビビリで思い詰める性質だからこそ、能天気でヘラヘラしていることが健康のために不可欠、とも言える。


頭の中のことをのべつまくなしに書き出す脳内リセット手帳。

一日のはじまりに、体調、TODOリスト、どんな気分で過ごすかをセッティングするための朝活手帳。

寝る前にその日にあった良いことや出来たことをメモする良かったこと手帳。

とりあえず、この3つの手帳をつけることにした。

今までの人生、何度となく手帳をつけようとして挫折してきた。だから今回はハードルを上げ過ぎないように、自分をスッキリご機嫌でいさせることに重点を置いている。

朝活手帳をつける時は、好きなお茶をいれて、ゆったりした気持ちで。

脳内リセット手帳はなんでもありだから、雑でもなんでも気にしない。

良かったこと手帳は忘れがちなので、数日まとめてつけても良し。

…という感じで、手帳をつけること自体がリラックスできる、楽しい時間になってきた。


そして気づけば手元には10冊以上の手帳や未使用ノートがある。

かしらかしらなぜかしら。


最初に足をとられたのはロルバーンだった。

元々、数年前に友達に勧められたロルバーンダイアリーがとても使いやすくて、推し活手帳として愛用してはいた。イベントの時に撮った写真や、チケットの半券、貰ったシールやステッカーを貼ったりして。

「そういえば、ロルバーンってダイアリーだけじゃなくてノートもあるよね?」

と気軽な気持ちで1冊買ってみたら……なんて使いやすいの!!

お気に入りはポケット付メモクリア。表紙が透けるから、1ページ目に好きな写真やイラストを貼り付けたりとカスタマイズもできる。

先日は、永井博さんコラボのロルバーンがあまりに素敵で、夜空柄をまとめ買いしてしまった。


次に増えたのが、ライフノーブルノートと、ミドリMDノート。

ふと手にとったフォンテの万年筆がとっても可愛くてお気に入りになったのだけど、ロルバーンだとインクが裏抜けしてしまう。

万年筆用のノートが必要になり(お気づきだろうか…手段と目的が入れ替わっていることに…)、試しに買ってみたのがこの2冊。どちらもするすると書きやすく、インクの濃淡や揺らぎも綺麗。

ノーブルノートは本の好きなフレーズを書き出す用にしようかな、と思っているけど、MDノートの方はまだ未定。でもシンプルな佇まいを見ているだけでも幸せになる。



いつか欲しいと思っているのは、ダヴィンチのロロマクラシック。端正な見た目となめらかな手触りに一目惚れしてしまった。

システム手帳を使いこなせる自信が微塵もないので「いつか」と思っているけれど、誕生日とかクリスマスとか何がしかの言い訳を手に入れ次第、お嫁に貰いそうな気がする。



頭の中を整理するために始めた手帳だけれど、気づけば手帳のことで頭がいっぱいになっていて、「あれどうしよう」「こうなったらどうしよう」がどうでもいいくらい隅に置いやられてしまった。

ストップをかけたいような、堕ちるとこまで堕ちてみたいような、嬉しいような、困ったような。


先人たちの声が聞こえる。

ようこそ手帳沼へ(幻聴)。

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