希望の歌
あの時 私は星で
あなたは どこかの住人だった
火の光ばかり 見ている人たちをよそ目に
あなたは 私のことを見つめていた
嬉しくて
私を 見つけてくれたお礼に
あなたのために 歌を届けたの
それから 私は花になって
鳥になって
雨になった
同じ形に なれなくても
あなたは 私を見つけてくれた
私を 見つけてくれるたびに
あなたにだけ 聞こえるように
歌を 届けた
いつか 私は 貴方を守る希望の歌になる
何年も 何十年も 何百年も 紡がれた
希望の歌になる
私が 生まれた意味が
今 わかったの