見出し画像

あなたに

人に優しくされたとき、
自分の小ささを感じました。

って歌詞があるんだけど、
そんな出来事があったんだよね。

仕事辞めて、なんか会社行けなくなって、
いろいろ精一杯になって、
いい歳になって1ヶ月も持たんで、
仕事も出来んし生活も回せんで、
んーって感じ、詰んでる。

そんな中で、静かに受け入れて、
次頑張ろって言ってくれる人がいるんだよね。

すごいよね、損得じゃないのは知ってるんよ、
人間関係って、
だけど、自分にプラスに動くか
マイナスに動くは、意識しちゃうよね。
よく関わってくれるなって思う。

大切にしないといけないんだけど、
もうなんか、嫌になって、
なんでこうなるって、てな感じで、
些細なことで自分が不貞腐れて、
イライラして喋りたく無くなったんだよね、
その人とね。

スタバ行きたいって、言ったから、
行ってみて、私はホワイトモカ飲むけど、
なにか飲むって言ってきて、
「要らない」しかも、
「要らんけどなにか飲まんといかんなら、
同じやつでいいわ」って。
勝手にキレて勝手に拗ねて、最低な状況。
自分がそんな状況を作り出したんだけどね。
自分自身、行くところまで行ってしまい、
途中で折れなくなってしまって、
あーやらかしたと思っているけど、
もう突き通すしかないなって、
「外におるわ」ってその人を
ひとりにしてしまった。

店舗の外から見ても、
その人は寂しく過ごしてて、
とにかく注文してそれを待っている様子だった。
自分からそんな状況にしておいてだけど、
辛そうだった。
申し訳ないって思ったけど、
自分のつまらない意地でほっておいてしまった。

外で飲み物を飲むことにして、
近くのベンチに座った。

彼女は黙って、
2人分のスタバのホワイトモカを持ってきて、
飲もうって言ってきてくれた。

人に優しくされたとき、
自分の小ささを知りました。

って、本当になった。
あれほど温かい
ホワイトモカはもうないだろうな。

素直に今の気持ちを伝えて、
自分自身精一杯で視野狭窄してて、
もうどうしたらいいか分からない結果、
人に八つ当たりするって最悪なことをして
ごめんと、謝っても謝りきれないんだけどね。

紙袋でふたつ取り出してきた時に、
もう絶対大切にしようって。

なんかもう自分が情けない。
勝手にわーってなってアホになっていて、
それにその人がそっとしてくれるんだから、
はあ…申し訳ない気持ちじゃなくて、
感謝の気持ちでいようと思う。
ありがとう。

その人は本当に太陽な人なんだよなあ。
何もしてなくてもいい人。
ただ隣にいてほしい人。
ありがとう。

画像はその人が握ってくれたおにぎり。
帰り際、
自分が炊いたご飯を食べて欲しい、と、
塩むすびを持たせてくれた。
感謝だよね。
美味しかったです。

この記事が参加している募集

眠れない夜に

忘れられない恋物語

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?