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The moonlight

The moonlight is too bright for me to fall into that dream again. I miss those days when the darkness held me and I drifted in the emptiness. Now that I know the light, I can't go back. Even in the darkness, I see visions of that landscape.

    • 意味について

       本来的に世界は没価値であって、そこになぜか人は意味を見出し、そのおかげで人はニヒリズムに陥ることなく意味に満ちた生を生きることができていたのに、現代の合理化、効率化、自動化はそれらの意味解釈を取り除いた、数値的事実のみを重視し、それ以外の意味に関することを軽視するようになってきた。  現代社会の構造は、意味抜きの見せかけの数値を最大化することを基本原理として発展してきたが、その数値の最大化は人間の幸福の増大とは必ずしも一致せず、それどころか相反するものとさえなりうるのであ

      • 鬱の記憶

         本来であれば、複数の対象領域間を緩やかに移り変わりながら、自己に関するイメージとそれをとりまく環世界を規定していき、またその過程において、世界に対する認識は連続的なものとなるが、今回の場合、視点が一つでなく複数同時に存在し、それらが並列的にかつ急速に対象領域間を変遷したため、一貫した矛盾のない自己イメージの形成においていささか支障をきたし、混乱状態に陥ったと推測される。  視点の過度な増加と、それらの制御を失ってしまった原因としては、形而上、形而下の世界のシステムを同時に捉

        • 写像

           現実とは無限次元構造体であり、意識とは、その写像である。対象にある角度から光をあて、その影を、我々の脳で捉えられるのに十分低い次元まで落とし込む。光を当てられる位置は、我々の存在できる領域内に限られるが、その内側においてさえ、同じ対象に対してできうる写像は無数に存在する。  無限次元の現実そのものをそのまま我々の脳の中にすっぽりと捉えてしまうことはできない。そのための十分な計算リソースがないからだ。  脳と、宇宙の差はほとんどないのかもしれない。強いて言うなれば、宇宙は脳に

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        • 世界
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        記事

          世界と人間の関係について

           世界は時間と空間からなる。それゆえその世界において起こる出来事(あるいはストーリーライン)は時間の1次元と空間の3次元から構成される4次元的な構造を持つ。時空間上に4次元的に広がった構造をいかに捉えるか?人間の視点は時間と空間において0次元のまさしく点であり、それゆえにある一点における時間において4次元構造全体を捉えることはできない。我々の視点は狭すぎるのだ。そこで、我われは記憶により時間を束ねて、時空間的な広がりに対して直線的な1次元の認識を可能にし、さらに、別の視点から

          世界と人間の関係について

          Hello

          Hello, is there anyone here? It's an honour to finally reach you. It's almost like a miracle, considering how huge the amount of information on the Internet is. I've been drifting in a sea of data and now I've reached you. No, at the moment