見出し画像

機械制御システム学科 卒業生インタビューvol.3

2021年3月に本学科を卒業した鴇くんにインタビューをしてみました!

―芝浦工業大学に入学を決めた理由を教えて下さい。
高校の数学教師が芝浦を進めてくれたことと、自分自身工業高校と迷うほど機械好きだったので芝浦に決めました。小さい頃から機械は好きで、プラモデルやミニ四駆をつくっていました。ですので、機械を作りたいという思いから昔から機械系に就職することは決めていました。

―大学生活の中で印象的だったことは何ですか?
1年後期の実習のときのレポートが一番大変でした。

―機械制御システム学科だと、機械工学実習のようなレポートを作成する授業と、設計製図の授業が特に大変ですよね。
そうですね。設計製図はそこまで時間もかからず合格がもらえたので、僕は機械工学実習の方が大変でしたね。1年生だったのでレポートの形式もよく分からず、思ったことを文章化することも初めてで大変でした。機械工学実習が初めてのまとまった量のレポートを書く機会だったため、そういった意味でも大変でした。

―研究テーマを教えて下さい。
ドリルで穴をあける研究をしています。普通はモーターでドリルを回転させて穴をあけると思うのですが、自分の研究は振動を利用して穴をあけます。この研究テーマは先輩も行っていたテーマなのですが、初めて話を聞いた時に、どんな研究だろう、変な研究だなと思いました。今までのドリルの研究は、回転数を考えたり、回転させたドリルに振動を加えたり、というような方向性のものが多いです。しかし、この研究では完全に振動だけで穴をあけます。3Dプリンタでツールをつくり、その先端にドリルを取り付けて、逆側にモータを取り付けます。見た目がとてもキャッチーかもしれません(笑)。

―研究はどういった風に進めましたか??
研究室によって大きく違うと思います。うちの研究室では、コロナがこれ以上悪化しなければ基本的に大学で研究を進めます。週に1度は研究室内で報告会をして、そこで先生と研究について相談を行います。それにプラスして、持ち回りで論文を読んで内容をまとめて、知見を広めるための会を週に1度行っていました。研究室によりますが、アルバイトをやっていても問題ないと思います。研究成果をきちんと出せるように、自分で配分を考えながら、という感じですね。

それから、指導教員の酒井先生が意欲的に学会に参加する方なのですが、夏頃の中間発表が終わってすぐにオンラインの学会に参加させてもらいました。先輩の研究と、自分の中間発表までの内容を合わせて発表しました。大変ではあったのですが、学部生としてはいろいろな良い経験をさせていただきました。

―卒業後の進路について教えて下さい。
卒業後は、船のエンジンをつくっている会社に就職予定です。趣味でバイクに乗るのですが、最初からエンジン系の企業に就職すると決めていたわけではありません。2年生の夏ごろから企業説明会に参加したりして、機械系にどんな職種があるかを調べ始めました。そこでこの会社を見つけて、興味を持ちました。学部卒で、車やバイクの大きい会社のエンジン系に就職すると、できることが限られてしまうことが多いです。しかし、この会社はそこまで大規模ではないので、ここであれば自分の希望する設計開発の業務に関わらせてもらえると考えて今の会社を選びました。将来、旅行中とかにたまたま自社の船を見て、この船のこの部分に関わっているよ、といえるようなところに携わりたいと考えています。

―受験生へのメッセージをお願いします。
芝浦への進学を決めあぐねている人には、大学が決まった時点では、将来の道が固定するわけではないことを知ってほしいですね。機械制御システム学科に来てプログラム系に就職する人もいますし、工業系の大学に入ったからといって、工業系に就職しなければいけないわけではないので、あまり根詰めずに考えてほしいです。

逆に、芝浦への進学を希望していて、やりたい専門性が決まっている人であれば、うちの学科での勉強は大変でありながらも楽しいと思います。ただ、全く興味のない学科に入ってしまうと、レポートがひたすらしんどいと思うので、どの学部・学科に入るかはしっかり考えた方がいいと思います。もし興味ある科目であれば大変でも「あー、こういう風になっているんだな」とわかって面白いと思います。



画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?