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機械制御システム学科 卒業生インタビューvol.2

2021年3月に本大学機械制御システム学科を卒業した濱田さんにインタビューをしてみました!

―システム的な部分と理学の理論的な部分、工学のメカニック的な―芝浦工業大学に入学を決めた理由を教えて下さい。 
濱田さん 私は2年生のとき他大から編入してきました。理系に興味があったので前の大学の学科(電子情報系)を選んだのですが、実験などを通してもっと手を動かしてものを作ってみたいと思いました。前の大学内での転科も考えましたが、環境も変えみたいと思い編入を決めました。

―芝浦工業大学に編入して良かったですか?
濱田さん とっても楽しかったです!!先生との距離も前の大学と比べて非常に近く、質問を気さくにできるのが助かりました。先生方も含めて、色んな方に支えられて卒業できました。

―大学生活で一番印象に残っていることを教えてください。
濱田さん 衛星設計コンテストに出られたことです。翌日の一限に授業があるのにも関わらず、終電まで模型やプレゼン資料の作成を行っていました。なかなか極限状態だったと思います(笑)。編入生なので、製図の授業を二つと実習のレポートと衛星設計コンテストの活動とかなりハードでしたが、いい経験ができました。

―研究テーマを教えて下さい。
濱田さん ラジコンカーやドローンなどを遠隔で操作する際の人間へ及ぼす影響について研究しました。農業や災害時、山奥のトンネルの点検などの、人の入りづらい場所や場面が日本は特に多いので、遠隔操作型のラジコンカーやドローンの需要が見込まれています。日本国内では需要があるはずですが、より良い機器のバッテリーの持つ方法やより重い荷物に運ぶ方法に着目する研究が多く、人にフォーカスしているものは少ない状況です。限られたプロフェッショナルだけが操縦できるものではもったいないので、操縦時に人が何を困難とするのかに注目しました。

―研究テーマはどのように決めましたか?
濱田さん 現在、国際宇宙ステーションには小型のロボットが多く稼働しています。国際宇宙ステーションには上・下の概念がありますが、今後宇宙開発が進んでいく際、地球から遠隔操作をしたときに果たしてそれがどの方向を指しているのか分からなくなることが増えてくると考えました。それが、人間にどのような影響を与えているのか探るために、まず基礎実験として重力があり、2次元的な動きをするラジコンカーで人間が遠隔操作している時にはどう感じるか、何を考えているかに着目しました。

―研究を振り返っていかがでしたか?
濱田さん コロナ禍のため、被験者実験が上手く進まなかったり、周りの学生の状況も把握しにくかったりした年ではあったので、やりづらさはやはりありました。また、先輩で類似の研究している人もいなかったので、そこも大変でした。実験で機械をいじるときや、やることが見えているときは楽しかったですね。

―卒業後の進路を教えて下さい。
濱田さん 就職します。IT系の会社で、カード決済のシステムや、ファミレスなどで使われているタブレットのシステムをなど、作っているものは多岐にわたります。

―その会社にした決め手はありますか?
濱田さん 芝浦に入ってから、私は一つのことを極めてプロフェッショナルになるよりは、色んなことを広く浅くやりたいと感じました。そのため、様々なシステムに関われるこの会社を選びました。

―将来どんなことをしたいですか?
濱田さん ものを作りたいという思いは根幹にあるので、何か社会や人に身近な製品を作ることに携わりたいと思っています。

―受験生へのメッセージをお願いします。
濱田さん 機械制御システム学科すべての研究室が必ずしもメカニカルに偏っていないので、今将来が定まってない人にはとてもおすすめします。また、メカニカルに定めた人も他分野へ興味を持つことで新しいアイデアが生まれる場所になるのではないかと思います。

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▼芝浦工業大学 機械制御システム学科 ホームページ

https://qsys.se.shibaura-it.ac.jp/


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