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おはなし

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創作した小説や、思いの丈の文章などなど。
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#創作大賞2023

詩:クマゼミ

蝉の声が投げつけるように降り注ぐ そのまま暑いアスファルトに 叩きつけられてしまうようだ …

ki ka
1年前
13

詩:俯いた先の光の素に

太陽は 自分が照らした 集合住宅のステンレスで出来た 金網付きのゴミ箱が キラキラ輝いてい…

ki ka
11か月前
10

短短編:ボイスパーカッションだったのだ

電車に乗ってから気づいた、 天井から異音がする。 結構な騒音だ。 グォングォングォン ガー…

ki ka
1年前
6

短編小説:砂

・ 光の差し込む台所の、窓辺で育てている植物に水をやる。 シンクにもたれながら、コップに…

ki ka
1年前
16

短短編:aとbは交わるようで交わらなかった

その日、aとbが道路ですれ違った。 しかし、その動線が交わることはなく、何事も起こらなかっ…

ki ka
1年前
8

短短編:話の通じない男

今日は朝から何かがおかしかった。 充電は充分にしたはずなのに、電波が悪いわけでも無いのに…

ki ka
1年前
13

短短編:浮気

【設問1】 家に帰ったら、付き合っている相手とその浮気相手がおり、ことが済んだ後だと認めた場合。 【回答】 4階の階段から突き落とし、3階の踊り場の窓から投げる。 【設問2】 家に帰ったら、付き合っている相手とその浮気相手がヘラヘラ笑っていた。 【回答】 とりあえず2人とも殴る。 《答え》 想像するだけで腹が立つから、相当好き。 ▼良かったらこちらも▼

“せんそう”と“へいわ”についての考察

“あたりまえの日常”は無いことに気づいた日 わたしたちの住んでいる世界が 安心できる場所だ…

ki ka
1年前
9

短編小説:Fly Fri フライ

社会人になってから、全く音信の無かった友人と、最近よく行く居酒屋のカウンターで飲んでいた…

ki ka
1年前
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