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「アメフト=ぶつかり合いの競技」だと思っている人が知るべき、アメフトの魅力3つ

私も大学に入るまで、アメフトとは完全無縁の人生を送っていました。
なので、誰でも今からでも大好きになれます。

ふと、「ただ似た競技(タッチフットボール)をやったことがあるから好き」なのではなく、
アメフトの競技としての魅力が素敵だから、好きなんだな〜と。

その競技としての魅力を、私なりに伝えたくて、
初心に帰りつつ書いてみました。

「アメフトはルールがややこしい、ぶつかり合いの競技的なやつ」状態の人が、アメフトにはそういう良さがあるのか、と思っていただければ嬉しいです。

①とりあえず、QB(クオーターバック)を見てみる

QBとは、アメフトのオフェンスの司令塔です。
フィールドでは、センター(最初にボールを持っている名前通り真ん中あたりにいる選手)からボールを受け取って、

・ボールを味方選手に投げる(パスプレー)
・自分でボールを持って走るか、ランニングバックと呼ばれる選手に手渡しをしてその人が爆走する(ランプレー)

という究極この2パターン。

「パスが成功して、進むことができた、ナイスキャッチ!」
「味方の人がブロックをして、道を作って、ボールを持っている人が走って進めた!」この2つを追っていくだけでも、楽しめると思います。

なぜなら、

②オフェンスのプレーのバリエーションはもはや無限大レベル

だからです。

アメフトは、1プレーごとにフィールド上の選手がそれぞれのチームで集まって作戦会議(ハドル)をします。(バレーボールと似た感じです)
そのハドルで、次どういうプレーをするか、オフェンス側は考えます。

一人ひとりが何をどのタイミングでするのか、プレーを成功させるために全てが事前に考えられていて、対戦相手に効果的なように作られているわけです。パスプレー、ランプレー、その裏をかくようなフェイクのプレー...各チームが練習して準備しているプレー数はもちろん無限ではありませんが、「そのチームのこの選手がこの動きをするから成り立つプレー」などと超絶カスタマイズなものなので、競技的に見れば無限なのではないかレベルの数があります。

だからこそ、チームごとにプレーの特色が現れやすいです。同じオフェンスをするチームはありません。「これが自分たちのアメフトだ」と表現するのがアメフトのオフェンスで、これを試合ではする側も見る側も共有できるのが、またアメフトの醍醐味だと思います。

③1vs1の駆け引き

なんと言っても、駆け引き無くしてアメフトは成り立ちません。

試合では、一人ひとりが目の前の相手が次どう出るのか、どんな動きをしてくるのか、自分の長所をどう活かそうか、相手の弱みをどう引き出すかなどということを必死に考えて勝負しています。

よく「分業制」と言われていますがまさにその通りで、「ボールに触らない人間がどこまで仕事をするか」が命です。
例えばWR(レシーバー、ボールをとる人)でも自分にボールが来ない時にこそいかに自分にディフェンスを引きつけるかが大事ですし、ランプレーならいかにディフェンスをブロックするかが大事です。
OLとDL(ライン、最前線でOFならQBを守る、DFならQBを倒しにいく)なら、ボールには一度も触れないことが多いですが、あの人たちが必死でブロックしているからアメフトは成立します。

一人ひとりのフィールド上の駆け引きが、バチバチに行われているのが試合です。激アツです(笑)。フィールドにいる選手だけでなく、控え選手なら自分が今出たらどういうプレーをするべきなのかを常に考える必要がありますし、分析スタッフはリアルタイムで相手をスカウティングして何が有効か考えているし、コーチ陣はその場で次の指示を出しています。全員が主役で、真っ向勝負しているんです。

試合に行くまでもずっと駆け引きしています。これまでの相手を死ぬほど分析しまくって、だからどういう戦術でいくべきなのか、自分たちができることは何か、相手がやってくるだろうことは何かと考え抜いています。
何ヶ月もかけて完成させた自分たちだけのアメフトを、それぞれの役割で、
真っ向勝負。

観たくなりますよね(笑)!


アメフトアツい!!!となるのは、このドキュメンタリーかなと思います。
アメリカでは超花形の大学スポーツであるアメフトチームを描いた作品です。
アメフトを少し知っている方が、細かいところまでいろいろ考えたり共感できたりすると思いますが、初心者でも十分エンタメとして楽しめるかなと。NFLが題材のもありますが、私は個人的に大学アスリートに密着したこの作品が、大好きです。

ここまで読んで、少しでもアメフトいいな〜と思ってもらえていますように。






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