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REGGAE SHOP NATさんの指摘を受けて

今回はTwitterで2019年末から2020年3月までに私が翻訳してアップした「ジャマイカ音楽の歴史とアートワーク」がデタラメだという指摘をいただいたのでそれを検証していく記事になります。

今回問題になった翻訳↓

翻訳元の記事は↓

再翻訳した記事↓


指摘してくださった方はレゲエレコードを販売するREGGAE SHOP NATさんです。

まず最初にIN da LIBRARYのTwitterアカウントとのやり取りから問題点を読み取っていきます。

最初の指摘ツイート↓

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この一連のツイートをまとめると

・原文はわりとちゃんとしている
・誤訳が酷い
・レゲエのことをわかってない

という主張です

その後私が謝罪リプを送ると

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と帰ってきました。

・原文はエディットしてはいけない

かなりお怒りのようでした。
それを受けてこの検証記事を作ろうと思った次第です。

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検証するには検証項目が必要です。
上のツイートにもあるように

・端折り方
・誤訳箇所
・それらはむちゃくちゃレベルなのか

という項目で提案をすると

レゲエの歴史はネット上の情報だけでは検証は無理だ

といった少しズレた指摘をされました。
当初の指摘とは違うことをおっしゃられたので少し当惑しましたがなんとかリプ

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ここで

誤訳は取るに足らないものだった

とし

・原文で説明されてることの無理解からくる編集の間違い

を指摘されました。

当初の「誤訳で半分以上がデタラメになっている」という主張はここで無くなります。

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ここでまさかの「もう一度原文の方も熟読してみます」との返答


その状態でよくもこんな強い口調だなと驚きました。

すると

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ここに来て「原文がダメだ」とのこと。
当初は「翻訳元はそこそこちゃんとした記事だ」言ってたのに...

発言が二転三転していてこんがらがってしまいますが、最初に私が提案した項目(誤訳を除く)で検証したいと思います。

初めに

1年以上前からフォローしていただいている方は知ってると思いますがIN da LIBRARYは個人的な英語勉強アカウントです。なので翻訳した記事を有料にすることはありません。

その旨をプロフィールに書いてなかったことはすごく反省しています、すいませんでした。

2019年末にTwitterアカウント(当初のアカウント名は「記事翻訳」)を作って、Noteにアップするようになったのは2020年3月ぐらいからです。それまでの間Twitterの400文字とスレッド機能で読んだ記事を要約していました。

そのNote以前に訳した記事で唯一Noteに移植したのが今回の問題になった記事です。

本題

まずREGGAE SHOP NATさんの主張は最終的に編集と本文の二点絞りになってしまったので、イタズラレベルの誤訳が原因で半分以上がデタラメになっているのかの検証はここではしません。

まあそれがなくなったらあまり検証っぽくならないんですけど。

興味がある方は原文と前翻訳を比較してみてください。

REGGAE SHOP NATさんの唯一一貫して変わらない指摘である「私の編集がイタズラレベル」について

編集の問題を知るためには
・翻訳元の記事のテーマ
・翻訳元の記事の執筆者


を明らかにしなければいけません。

翻訳元の執筆者はDan Mayer氏
彼はチェコのPrague Collegeでデザイン理論と歴史の授業を開いていたこともある、いわばデザイナー、デザイン評論家のような方です。

上記の紹介文は翻訳元の記事を開いて真っ先に目に入る場所に記載されています。原文を読んだなら確実に目に入ります。

原文のセンスがないとREGGAE SHOP NATさんは最後におっしゃられましたが、そもそも執筆者はレゲエに精通した人でもなんでもなく、デザインの人です。

そうなってくると「翻訳元の記事のテーマ」も必然的にデザインに関わることになってきます。
タイトルは「Design Legacy: A Social History Of Jamaican Album Covers」
 訳すと「ジャマイカ音楽のアルバムカバーの社会史」といった感じでしょうか。

一年半前の私はこれを「ジャマイカ音楽の歴史とアートワーク」と約して、そのままタイトルにしました。
ここの翻訳が少しまずかったのかなと思います。

端折り方

さて問題となってる端折り方、切り取り方です。
私の2020年訳は全文と比べるとだいぶ端折ってます。

どこを端折ったかを示すよりも、どこを選んだかを示したほうが早いぐらい端折りました。

私は「デザイン」の部分を抜き取りました。

その理由は
・原文の執筆者がデザインの専門家
・Twitterの文字数制限

この2つです。

その結果レゲエでお金を貰っているREGGAE SHOP NATさんからは歪な編集に見えたのかもしれません。
「原文のセンスがない」というのは正直今の私にはわかりません。これから勉強していきたいと思います。

それから「記事を勝手にエディットするのは絶対にダメ」というご指摘がありました。

これに関してはやり方、フィールド、金銭の発生次第だと私は考えています。

私はレゲエのリディム、ヒップホップのサンプリング、ミックステープ、デザインのコラージュもどれも大好きです。

しかしこれらには権利者や原作者があってのことなので好きなことに変わりないのですがどこか後ろめたいものがあります。

この記事に関しては私は「デザイン」という観点で要約したものだと考えていますし、もっといえば金銭も発生していません。

編集に悪意があると言うのなら、デザインの専門家であるDan氏のレゲエ観のほうが重要だと言うことなのでしょうか?私はそれよりはレゲエのカバーアートについてデザイン専門家の話の方がいいと判断しました。

私は2020年に翻訳した記事の編集を「イタズラレベル」や「みんなこういうの好きですよね」などと揶揄されるのは違うと思います。

所感

それっぽい人が何かをデマだと指摘していてもその人がソースを熟考したのか、読解力はあるのか、そもそもソースを見たかどうかを考えなければいけない時代になったなと思いました。

Dan氏がKing Tubbyのイラストに対してミソッカスに書いてますが、私はああいうイラスト好きなので私とDan氏の意見は一致しませんが、こういう意見もあるんだなぁと面白がってたぐらいです。

もしDan氏の意見が本当にナンセンスと言うなら具体的に仰ってくれれば考えようもありますが、それがないのならただ自分だけは正しい知識を持っているアピールをして自分の発言力を高めようとする行為にしか思えません。

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