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私より幸せになってほしい、息子たちへできること。

正直なところ、私はお金に困らずに今まで生きてきました。
小さな頃のことを思い出すと、年に1回は家族で旅行に行っていたし、必要なものはたいてい買ってもらえていたと思います。保育園の頃から習い事もたくさんさせてもらったし、大学まで学費も生活費も出してもらっていました。

結婚して、家族ができて、私と同じような生活を子供に与えてあげられるかと考えたときに、両親の偉大さを知りました。大学生活の6年間だけをとっても、私にかかったお金は1200万円。それ以前も含めたらいくらになるのだろうと、ちょっとゾッとしました。両親はフルタイムの共働きだったけれど、私達夫婦の場合は違います。私がフルタイム勤務で働いて、主人は私の扶養内で働いているのです。給料に差はあれど、単純に考えると収入は約半分になるはずです。そんな中、せめて私と同じくらいの、もしくはそれ以上の生活をさせてあげたいなと思い、3つのことをはじめました。

  1. 先取り貯金をする。

  2. 保険を見直しする。

  3. つみたてNISAを始める。

1.先取り貯金をする。

独身時代は残った分だけ貯金をしていましたが、正直ほとんどたまりませんでした。結婚してからもしばらくそうだったのですが、長男を授かった際に先取り貯金をすることにしました。しばらく使わないお金(子供の学費、車の購入費、家の修繕費・家電買い替え費用など)は貯蓄用の預金口座に、ここ1年位で使いそうなお金(冠婚葬祭費、旅行資金など)は封筒貯金として、事前に振り分けることにしたのです。

お金の動きが多い口座の残高は、タイミングによってかなり波があります。例えば給料日にはすごくリッチな気分になるけれど、カードの引き落とし日にに見ると、ほぼゼロに近いことも。残高が多いときについつい買い物をして、後で後悔するということがよくあった私には、先取り貯金をしておくことで、使いすぎない癖が少しつくようになりました。

2.保険を見直しする。

子どもができて2番目に考えたことは、保険に入ることでした。例えば、夫と二人だけの家族であれば、例えば私が急に死んでしまっても、まぁなんとかなるだろうと思います。けれど、長男が生まれてから、私がいなくなってしまったら。今の日本の制度は、残念ながら女性が大黒柱の家族にとって、あまり優しくできてはいません。私が死んでしまっても、遺族年金を受け取ることができるのは、子供だけなのです。そこで、最低限必要な学費をまかなえるだけの貯蓄型の死亡保険に入ることにしました。

次男が生まれてから再度見直しをして、生活費の不足分も補えるような保険を足しています。

3.つみたてNISAをはじめる。

先取り貯金をして、保険の見直しをして、家計の動きが大体わかってきたころ、少しチャレンジがしたくなってきて、投資について調べてみることにしました。今はいろんなSNSに情報が溢れていて、とても見やすくまとめてくれているものがたくさんあります。暇な時間にそれを読みながら、つみたてNISAという制度を思い出しました。年間40万円、20年間の非課税枠。20年後はちょうど子供の学費がいる頃で、有効活用することができそうとひらめき、勢いそのまま証券会社の口座を開いて、翌月には投資を始めていました。月に約3万円の投資ですが、ちょうど株価が下がっていた頃にスタートしたため、現時点ではかなりの黒字が出ていて、内心驚いています。

その話をしていたところ、夫も興味を持ったらしく、今年から始めることにしました。二人合わせて月約7万円。決して少ない額ではないので、月によっては家計にダメージを与えそうですが、また様子を見ながら、投資額の調整をしようと思っています。

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正直、今でもお金に対して不安が残ります。もし、私が病気になったら。もし、夫が全く働けなくなったら。もし、もし。もしを考えているときりがないのですが、それでも今できることを淡々と、できる範囲でやることが、息子たちの将来の選択肢につながると信じて。これが、今の私が、お金について考えていることです。

#お金について考えていること

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