予期せず運命のバッグに出会ってしまった ー決断編ー
わたしは、この買い物を正当化する色んな言い訳を集めていました。
いわば、ダチョウ俱楽部さんの「押すなよ、絶対に押すなよ」状態です。
「押してくれ!君に押されて入ってしまったことにしたいんだ!」という気持ちです。
~あらすじ~
買い物に出かけ、靴のついでにバッグを試していたところ、販売員さんが提案してくださったバッグが、わたしの理想・好みドンピシャで運命のバッグに出逢ってしまう。
しかし、予算オーバーかつ完売間近で早く決断しなければならず、迷いに迷っている。
どうしよう、どうしよう・・・・
ん、ちょっと待てよ。
どうしようって何がどうしようなんだ?
自分のスタイルに合うかも、実用性も、お金の工面方法も検討した。
じゃあ何をそんなに悩んでいるのか。
わたしはたぶん誰かに「いいよ」のはんこを押してほしかったんだと思います。
こんな高いものでなくても、似たようなデザインで身の丈にあった価格のものがあるんじゃないか。
→高いものを買ってはいけない、安く買わなければいけない熟考しなければいけない、たくさん見比べなければいけない
そういう、固定観念やお金に対するブロックに縛られて、一歩踏み出せないでいました。
きっと初めから買うことに決めていたけど、この衝動買いに近い買い物を正当化するための言い訳を探していたのだと思います。
「ちゃんと考えた上で買い物した」と言える証がほしかったんです。
誰に向かって報告するわけでもないのにね。
バッグとしての価値以上にこの運命のバッグを買いたいという思いもありました。
1つめは、成長した自分への褒美、新しい門出を応援する意味として。
この1年、本業、副業、プライベートで「できない自分」や自分の見たくない面と嫌というほど向き合ってきました。
そのおかけで一皮も二皮もむけた自覚もあります。
その頑張ったご褒美と、これから頑張ろうね!という意味を込めて買いたいと思いました。
それに、これを買ったら、もう突き進むしかないという状況にしてしまいたいという思いもありました。(オーバーした予算分稼がないといけない)
清水ダイブした先は大海原。自力で泳いで陸までたどり着かなければいけない。でも、このバッグが一緒なら乗り越えられる。
そんな心の支えにさえなるような感覚でした。
もう1つの理由として、軸がぶれて、なんとなく人に憧れて服やコスメ、小物を買ってしまう自分と決別したかったのです。
これだけ心惹かれる大きな買い物をしたことで、「あのバッグと同じくらい自分に必要だと思える買い物か」を考える指標にできるんじゃないかと思いました。
そういうものがないと自制できない自分に呆れましましたが。笑
冷静に自分の心情を考えた結果、わたしは買う決意をしました。
担当者様に連絡し返事を待っている間、在庫が残っているかとヒヤヒヤしましたが、無事に取り置きをしてもらいました。(もしなかったら縁がないのだと思っていました)
後日、いざ受け取りに。
お店に行く前に、カフェで心を整える。
そのときのメモがこちら
ドキドキしながらお店に入ると、担当してくださったお姉さんが迎え入れてくれてホッとしました。
バッグを持ってきてもらうのを待つ間、先日とは打って変わってやけに静かな店内。
やっぱり早まったかな・・・・と弱気になってくる。
しかし、再び運命のバッグと対面し、その不安は一瞬で昇華されました。
あぁ、やっぱりわたしの運命の子・・・・!!
嬉しくて嬉しくて涙が出そうでした。(恥ずかしいから我慢したけど)
販売員さんとも、やっぱり似合うねって話をしました。
至福の時間。最高に楽しい。
その方も同じシリーズの色・サイズ違いをお持ちだと聞き、より嬉しくなりました。
ギリギリまでたくさんお話ししていただき、大きく重たい袋を持ってお店を後にしました。
購入後のメモがこちら
読み返すと、決死のダイブだったんだなと思える(笑)
わたしが買ったバッグは、最後の1つでした。
あの日お店に行かなければ、
あの販売員さんに接客してもらっていなければ、
販売員さんがあのバッグを提案しなければ、
あきやさんの「お買い物ツアー」noteを読んでいなければ、
あきやさんを見つけることがなければ、
買うことはなかったかもしれません。
色んなタイミングを縁に感謝です。
さて、
「それで、お前さんがそんなに運命を感じたバッグはどんなバッグなんだよ。」とお思いの方、お待たせしました。
わたしの運命のバッグはこちらです!じゃじゃーん!!
(期待値上げすぎてちょっと恥ずかしい)
バッグ1つ買うのに大袈裟だわ。と思う方もいるかもしれませんね。
平均よりもお金に余裕のない家庭で育った平均的年収の20代女性の、初めてのラグジュアリーブランドでの大きな買い物の記録でした。
お読みいただいた皆さん、ありがとうございました!
このバッグと一緒ならどこでもハッピーな気がする。