見出し画像

あなたは出生前診断を受けますか?

新年明けましておめでとうございます🎍


最近はなかなか書く時間がとれない。
でも少しずつ時間を見つけて、コツコツ書いていきたい。


今日は出生前診断について。

「出生前診断」という言葉が世の中に少しずつ浸透して以降、みなさん少なからず妊娠がきっかけで出生前診断について考える人も多いのではないかと思います。

私も頭の端に少しはかすめた。
待ちに待った我が子、異常がないか心配。
でも、もし調べて異常ですってなった時、どうする?おろす?そのまま妊娠継続する?
私に障害のある子育てられる?
仕事はどうなる?お金は大丈夫かな?
心配し始めるとキリがないくらい心配なことがでてきます。

「染色体の異常があります」って言われた時、妊娠を中断するか、継続するか、なんて私にはとてもじゃないけど決められない。
出生前診断をしなかった理由はただただそれだけ

決断としてまずは
①出生前診断をするかしないか

その次に
②産むか、産まないか

②の決断ができそうにないから検査はしなかった。

出生前診断をしようと思っている方は、
異常だった時にどうするかを夫婦で事前に考えて検査を受けることをおすすめします。
それは異常がないことを確認するための検査ではないから。

自分はせっかくお腹に来てくれた子だから産みたい。でも育てられるか不安。
旦那は産んでほしくないって言ってる。
どうしたらいいかわからない。

こんなふうになっちゃうとすごくしんどいから、お互いに。

事前に話し合っておいてもいざ、異常ですってなると本当にしんどい決断になる。
でもその時に夫婦で同じ方向を見れるのと、見れないのとでは全然ちがう。

本当は、事前に調べることで産まれた時に適切かつ迅速な治療ができることや、染色体異常の特徴的な疾患がないか超音波エコーで意識的に見られることが出生前診断をする意義なんだけど、これは建前といえば建前。

妊娠22週未満であれば人工妊娠中絶ができるから、出生前診断は妊娠初期にやってるんです。
そうじゃなければいつやってもいいよね。

異常がありますって診断されてもそのまま妊娠を継続して産む人もいれば、残念ながら中断する人もいる。
育てていくのは、夫婦2人。
私が助けてあげられるわけじゃない。
だからその決断を応援させてもらう。

私がずっと頭に残っている言葉があって、

染色体異常の何が問題かっていうと、
「その子が生きれる」ことが問題なんだってって言ってた人がいてずっと忘れられない。

ひどい、ひどすぎる言葉だなって思った。
死ねばいいって言ってるように聞こえたの。

でもよく考えてみた。

お腹の外では生きていけないと言われれば確かに仕方ないけど中絶の選択をしてる。

そして医療が発達した今、前までは早く亡くなっていた染色体の異常も、長く生きられるようになってきた。
ただそれはいい側面ばかりではない。

自分で生きていけるだけのお金を稼ぐことも難しい、誰かの力を借りなければ生きていくことも難しい。
自分が親だった時、自分が生きている間はいい。だけど自分が死んだ時、この子はどうやって生きていくんだって悩む。
そのくらいまで生きられる人もいる。
だけど1人で生きていけるような制度も保障も
今の世の中にはない。
医療は発達したけど社会が追いついてない。

だから「生きられることが問題」ってなるんだろうな。


「みんなが生きやすい世の中っていうのは、みんながちょっとずつ不便な世の中のこと」

この言葉もどこかでみてすごく心に響いた。


点字ブロックは目に障害がある方にとっては必要不可欠なもの。
だけど車椅子の方にとっては点字ブロックはない方が運転しやすい。

ああ、そうだなぁ、誰かが少し不便をする、誰かが少し力を貸す、これだけで世の中はもっともっと良くなるんだろうな。

脱線しちゃったけど、
染色体異常が注目されがちだけど、
染色体異常は病気の中のほんの1つだっていうこと。
染色体異常がないから病気がないわけではない。
心臓の病気、骨の病気、臓器の病気。
私の体感では染色体以外の病気の方が多い。
だから出生前診断が全てではないことを知ってて欲しい。
それを踏まえて検査を受けて欲しい。
そして検査を受ける前には必ず夫婦でよく話してから受けて欲しい。

みんなが少しずつ不便をして
みんなが少しずつ助け合って
みんながもう少し生きやすい

そんな世の中になってくれるといいな。


読んで頂いてありがとうございます😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?