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海外赴任帯同家族

NHK朝ドラ『らんまん』を見終わって
今日も娘と、お散歩へよいこらせ。

駐在地・韓国の平日なんでもない朝。
登校中の小学生の波の中を
娘を乗せたベビーカーでグイグイ進む。
お散歩の相棒の彼女は、
今日も、どでんっと腰を下ろしてる。
手には、私が折った折り紙のチューリップ。
手汗を吸収して、ヘタってしまってるよ。

60分ほど、ぐるりと適当に周り折返し、帰り道。
顔や姿勢が分かる程度の距離に
日本人だろうな~、と思われる
駐在妻らしき人たちを見て、思ったこと。

海外赴任に子どもを連れて付いてきて、
そこで暮らすって、なかなか面倒なことが多い。
けれど、それでも来るってことは、
さては、目に入るここいらの人たちは、
みんな家族が仲良しさんなんだな。
ふふ、気づいちゃったぞ。
だって、もしも普段から共に暮らすことに
何らかの問題を抱えているのだとしたら、
海外赴任へ帯同して、慣れぬ土地で暮らすだなんて
そんな面倒なことしないもの。
来るだけで面倒なんだから。
そっかあ、みんな仲良しさんかあ。

・・・いい朝だなあ。



飽きてきて眠そうな娘に
「気持ちよかったねえ。」と、
あくまで私ペースの声掛けをして
仮住まいのマンションに入る。

これは娘のお散歩じゃなくて
私が楽しい、私のお散歩だわ。

おしまい

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