見出し画像

37歳になって失恋すること

40代が数年後に控えるなか、昨年マッチングアプリ経由で知り合った方とお付き合いを開始しました。毎週のようにあって、デートに行くというふつうのカップルが行うようなことは一通り体験したと思います。

恥ずかしながら、僕にとって初めてお付き合いすることができたのが、このパートナーさんでした。

人の話を聞くことに長け、物事を自分なりに深く考察し、一瞬一瞬をマインドフルに生きている。

僕もヨガや哲学が好きなこともあって、内省や内観が好きなので、まさかこの思考の自分と対話が成り立つ人が存在するとは、大きな驚きでした。

お付き合いする以上は「対話が大事」

これまで知り合った人生の先輩たちがいっていた共通の言葉です。
お付き合いをすれば、お互いの嫌なところも見えてくる。いいところだけではない。

ましては付き合いはじめは、ホルモンの影響もあって、相手のいいところしか見えてこない(まさに恋は盲目ってやつですね)

それを乗り越えるには、何かあったときに「対話」すること。
後もう一つは、パートナー同士といえど他人なので、他人を変えることは不可能です。なので、パートナーの考えを尊重する。

これを意識しているつもりでしたが、なかなか上手くいきませんね。

小さなことではなかったですが、パートナーが言いづらいことをちゃんと伝えてくれたとき、ぼくは「対話」できる状態に自分をおけていませんでした。

その場一旦終了して、次に会う予定を立てました。ですので、このタイミングではお別れはしていない状態でした。

ただ次の日になると、自分のなかにふつふつとした感情が湧き上がってきます。

これまでのお付き合いはなんだったのだろう。相手に無理をさせてばかりで、それに気づけなかった自分は最低だ。

そんな考えがエスカレートし、今までの人生で何度か発動している「自分を消す行為」にまで発展してしまい、それが引き金でパートナーシップの破談を迎えるに至りました。

物事を一つの出来事として、事実とだけ向き合えばいいのに、勝手に拡大解釈して「自分の存在を消したくなる」

境界性パーソナリティー障害の一番の問題点が発動して、人間関係が終わってしまうという結果。

繰り返される人間関係の崩壊のなかで、やはり学ばなくてはいけない。自分の弱点(特性)を理解した上で、どのように人と付き合っていけばいいのか。

パートナーにとっても、これから2〜3ヶ月は課題の多い期間ということがわかっていたので、僕もパートナーの支えになりたかった。それは今でも変わりません。

子供を作るとか、性別をどのように考えるとか、いろんな考え方があるとおもいますが、僕はこのパートナーと人生をともにしたかった。

少し僕が距離をつめるのも早すぎたのかもしれません。境界性パーソナリティー障害の人は、自分の中の腹の中を見せすぎてしまって、相手がどう反応するか(自分を曝け出しても、受け入れてもらえる相手だろうか)というのを判断する傾向があるようです。

振り返ってみても、僕はこの行動をとっていました。3年とか5年とか、もっともっとゆっくり時間をかけて人間関係を育む必要がありました。

これも一つの学びとして、境界性パーソナリティー障害克服に向けて、心身整えながら、日々前向きに生きていこうと思います。

まだ別れてまもないので、毎週のように会っていたパートナーと会っていた時間がなくなることで、心にぽっかりと穴が空いた感覚は、まだまだ抜けそうにありません。

これは時間に任せるしかないのですかね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?