kiinushii

キーヌシー(木の精)です。沖縄の離島に暮らしながら沖縄ならではの植物で草木染めをしています。草木染めの記録や染め物・植物にまつわる話を書き綴ります。 https://instagram.com/kiinushii

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最近の記事

葉っぱは捨てずにお手製の紙をつくりましょ③完

草木染めで煮詰めた後の葉っぱでお手製の紙を作ろう計画第三弾。 いよいよラストです! 資料によると数時間と書かれていた洗い作業も結局1日かかり、今日こそメインイベントです! ミキサーにかける前日から洗剤に浸けていたためよーくよーく水洗いして、同時に硬い茎の繊維は手でほぐしておきました。 さて、いよいよミキサーにかけますよ! 葉っぱ、水、洗濯糊を少々入れます。 やはり分量は適当です! わわわわわ!! ミキサー回すと、水がこぼれる!! 普段スムージーとか作るときこ

    • 葉っぱは捨てずにお手製の紙をつくりましょ②

      草木染めで煮詰めた後の葉っぱで紙をつくろう計画第二弾。 前回の記事で漂白を3日して、もうこのまま色が落ちないとしても次のステップに進もうと思うと書いたけど、ちょっとまとまった時間が取れなかったので更に3日漂白してました。 ※毎朝洗って漂白剤と水は新しくしてました だいぶ白くなったでしょ? 更に漂白してよかった! ちなみに6日間の漂白で、キッチンハイター600ml使いきってしまいました。 まだ少し葉っぱの色も残っているけど、ハイターも無くなったことだし今度こそ次のス

      • 葉っぱは捨てずにお手製の紙をつくりましょ①

        草木染めで煮出したあとの植物たち、どうしてますか? なんだかそのまま捨てるのももったいない氣がしてコンポストなんかがあれば堆肥にできるかなとか考えたのだけど うち、アパートで庭もないしどうすっぺかなやっぱり捨てるかななどとうだうだ頭を駆け巡り、閃きました。 そうだ、紙にしよう そんな9月中旬。 さっそく『植物 紙 てづくり』てな感じで検索。 いろいろな方のブログを参考に、月桃の葉(染色のときに煮詰めてるのでこのまま)と水、重曹を混ぜてバケツにラップと蓋をして1ヶ月

        • 染色というのは、糸が美しく丈夫に生きるよう人が手を貸すこと

          私は知らなかった。宮古島の図書館(宮古島未来想像センター)にこんな素晴らしいコーナーがあることを。 いつも草木染めの本というと3階にあるオシャレな本たちを参考にしてきました。 染め方の手順や基本的なことはだいぶ勉強させていただいたけど、やはり沖縄の植物の染めのことが知りたい。 なので結局ネットの情報が頼り。 けれど最近知りました。1階に沖縄の関連書物があることを。 植物の本も染物関連の本もあるじゃないですか! これこれ、私が求めていた物は。 さっそく数冊の染物関

          タマヌオイルをつくりたい〜出会い編〜(フクギとテリハボク)

          染め物に使えそうな植物を求めて山を散歩。 お目当てはノニ(ヤエヤマアオキ)とショウロウクサギなんだけど、他にも何かあったらいいなあと。 お♡根がかっこいいガジュマル! キジムナーやキーヌシーがいそうですね♡ 木漏れ日が氣持ちいい9月。 おや、なんだろコレ、何の木かわからないけど、木の実がたくさんついてる。 (後日これはアカギだとわかりました。) 他にこんな木の実もありました。 これもいったい何の木だろ? わからないことばかりです。 (後日これはシマヤマヒハツだ

          タマヌオイルをつくりたい〜出会い編〜(フクギとテリハボク)

          月桃染めを極めたかもしれない

          10月21日、久しぶりに月桃染めをしました。 前日はおひつじ座の満月だったから、満月のパワーを吸収した月桃を朝方収穫して。 余談だけど満月の日は眠れなくなる人がよくいるみたいだけど、今回は私もうまく眠れなかった。 これは満月のせいなのか、久しぶりの月桃染めでわくわくしてたからなのかな。 さてさて、どうやって染液を抽出しましょうか。 今までずっとやってきたやり方では薄いベージュピンクのような色になるし、前回のやり方だととても濃くなった変わりにめちゃくちゃ時間がかかった

          月桃染めを極めたかもしれない

          茜を求めて三千里

          宮古・石垣島の本を眺めていたときのこと。 石垣島で染め物をされている方が、茜で染めたキレイな朱色の布を持ち微笑んでいる写真が目に飛び込んできました。 その本は前から時々読んでいたし、何回もその写真も見ているはずなのだけど、急にその朱色に惹かれました。 私もこんな色に染めたい!茜かぁ。私のお姉ちゃん、茜っていうんだよね。 茜なんて今まで考えたことなかった。すごく伝統的な染料なはずなのに。無意識のうちに、沖縄には茜なんて無いと決めつけていたのかも。 でも石垣島で茜で染め

          茜を求めて三千里

          はじめての染め体験はフランスでした

          たまには私のこと。 初めて草木染めを体験したときの話です。 当時世界旅行中だった私は貧乏旅行だったので、働くかわりに宿代タダでご飯付きというシステムの『Workaway』で出会った家族にしばらくお世話になることになりました。 フランスのワインで有名なボルドーから田舎へ行った町からさらにさらに田舎へ。 お世話になる家族は広い森の中で暮らしていて、 フランス人の旦那さん(超絶イケメン)、日本人の奥さん(明るくてダンス好き)、2歳娘ちゃん(ハイパーかわいい)、0歳息子くん(

          はじめての染め体験はフランスでした

          さんぴん茶で染めてみる

          何か沖縄ならではの物でいい色に染まる素材はないかなぁとネットサーフィンしていた朝。 いいもの見つけました。 今日の相棒はこちらです。 そうです、さんぴん茶。 フクギや玉ねぎで染める鮮やかな黄色より、落ちついた黄色になりそうです。 もう最近はまったく飲んでいなかった。食料庫に眠っていたのを引っ張り出してきました。食料庫、片付けたいと思っていたからちょうどいい! ちなみに賞味期限を確認。 2020.04.05 現在2021.09.03 あら、1年と5ヶ月過ぎてます

          さんぴん茶で染めてみる

          塩で媒染してみる

          前回バタフライピー染めをした際に、塩で媒染されている方がいたので真似してみたところ、染液の色がほぼそのまま絹の糸に入ってくれて感動しました。 いつもいつも、なるべく濃く染められたらいいのにと悩みながら染めていましたが、この塩媒染が有効なのだとしたら大発見です! ということで本日は月桃染め(完全に沼にはまってます)で絹の糸を塩媒染してみます。 染液は6日前に抽出&染色をしたものを冷蔵保存していたので、そちらを温めなおして使います。 染液は冷蔵庫に入れておけば1ヶ月程もつ

          塩で媒染してみる

          バタフライピー染めでいろいろ実験

          今日はバタフライピーで草木染めをしてみます。 バタフライピー(蝶豆)は島の駅で購入してきました。どのくらい必要かわからなかったので、とりあえず3パック。 鮮やかなブルーのキレイなお花です。 お茶にしたり、よくお料理に飾られてたりします。 煮出すと鮮やかなブルーの染液になるんですが、媒染の仕方などでいろんな色に変わるので今日は実験してみます! 抽出 お花 (73.5g) はいつもの不織布に入れて、お水の量はよくわからなかったのでたっぷり3.5リットル。 煮込み出してか

          バタフライピー染めでいろいろ実験

          満月と台風のスーパーエネルギー月桃染め(染色編)

          2日間かけて抽出した染液で、いよいよ染めていきます。 2日間とは、煮込み3時間+放置17時間+再煮込み2時間という工程です。 こんなに時間をかけて抽出したことがなかったのでワクワク。 どんだけ濃く染まってくれるのかしらー♫ いってらっしゃーい 15分後、取り出してみました。 いつもより濃いいです。いい感じ。 このまますこし置いておきます。 この間にアルミ媒染液をつくります。 焼ミョウバン7gと少量のお水を温めてミョウバンが溶けたら残りのお水を投入。全量2.5リットル

          満月と台風のスーパーエネルギー月桃染め(染色編)

          満月と台風のスーパーエネルギー月桃染め(抽出編)

          8月22日、みずがめ座の満月。天候は、台風。 よく月桃は満月の日に収穫した『満月月桃』が使われますが、今回の満月は台風と重なって、もう宇宙と地球のエネルギーを受けとりまくっているわけですよ。 これは見逃すわけにいかない! ということで、台風が過ぎ去った翌朝に収穫しました。 今回はとにかく濃く染めたい。SNSとかで見る皆さまの濃ゆい月桃ピンクはいったいどうやったらできるのか、ということを考えて考えて調べて調べた方法を試したいと思います! いままで参考にしていた方法はこ

          満月と台風のスーパーエネルギー月桃染め(抽出編)

          はじめまして、木の精です。noteを始めた理由と少しだけ私のこと

          note始めました。どうも、kiinushii(キーヌシー)です。沖縄の植物で草木染めをしております。 キーヌシーとは、沖縄の訛りで『木の精』のこと。 沖縄で木の精といったらキジムナーが有名ですが、キーヌシーは聞いたことない方が多いんじゃないかな。 元氣でいたずらっ子なキジムナーとは違い、キーヌシーは大樹の中に宿る穏やかな精霊で、大樹の叫びを伝えるのだとか。 はたまた、キーヌシーを人間の姿にしたのが実はキジムナーだとか。諸説あります。 インスタを始めるときにいつか作

          はじめまして、木の精です。noteを始めた理由と少しだけ私のこと