きいまかれー

思いついたことを書いてみようと思い立ったり、気づけば忘れていたりを繰り返す日常。

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  • きいまかれーのキネマ愚考録

    特に気に入った映画を見て、あれこれと考えを巡らせた形跡を残していくマガジンです。

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キネマ愚考録05「市子」 本性が掴めず、どこかに狂気味があり、それでいて確実に美しい

令和5年12月8日に公開された「市子」を12月10日にミッドランドシネマで鑑賞。 ビジュアルポスターの花ちゃんをひと目見た瞬間に見ることを決めたこの作品。 予告は見ず、ポスターに書いてある情報のみ頭に入れた状態で鑑賞した。 かなり衝撃的な内容ではあったが不思議と嫌悪感はなく、鑑賞後は簡単に言葉で説明することのできないふわっとした感情を抱えて映画館を出ることになった。 キネマ愚考録では、僕が鑑賞した映画についてネタバレを恐れず思ったことや考えたことを書き綴ります。 あらす

    • キネマ愚考録04「ゴジラ −1.0」 一番ゴジラが「神」に見えた一作

      令和5年11月3日に公開された「ゴジラ −1.0」を、公開初日にイオンモール各務原のIMAXシアターで鑑賞。 ゴジラのシリーズは「シン・ゴジラ」とハリウッドシリーズ、そして長編アニメシリーズ、といった最近の作品はほとんど見ているが特に思い入れがあるというわけではない。 あ、あと「キングオブモンスターズ」と「ゴジラVSコング」も見たかな。 ゴジラシリーズの印象的には「シン・ゴジラ」がかなりよかった覚えがある。 ゴジラの見どころは圧倒的な絶望感とそれに対する軍略、そして兵器の

      • キネマ愚考録03「キラーズオブザフラワームーン」 思考停止の罠に嵌まる

        令和5年10月20日に公開された「キラーズオブザフラワームーン」を、公開翌日にイオンシネマ各務原で鑑賞。 ロバート・デ・ニーロとレオナルド・ディカプリオ出演でマーティン・スコセッシ監督の大作ということで、映画ファンの皆さんは大いに期待していたのではないだろうか。 僕はあまりマークしていなかったが、直前にふと目に入った予告で、これは見なければと確信した。 この年代にインディアンが石油を掘り当てて富裕層となった話も、その富を求めて白人が暗躍した話も知らず、映画の撮影に関する

        • シネマ愚考録02 「月」 自らの怠慢と偽善を許せるかという問いかけ

          シネマ愚考録では、僕が鑑賞した映画をネタバレを恐れず思ったことや考えたことを書き綴ります。 あらすじの紹介や物語の解説はあえてしないが、どうかネタバレにはご注意ください。 令和5年10月13日に公開されたこの作品は、公開3日目の朝からミッドランドシネマ名古屋空港で鑑賞。 最近、大活躍の磯村勇斗くんが何やらとんでもない役をやるとの噂を聞き、調べてみてたどり着いたのが、選民思想的な思想により自らの勤めた障害者施設の利用者を何人も殺害してしまったという本当にあった事件の犯人を描

        キネマ愚考録05「市子」 本性が掴めず、どこかに狂気味があり、それでいて確実に美しい

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          シネマ愚考録01 「ザ・メニュー」 食べたことのない高級フレンチが、2度と食べられなくなるトラウマに遭った。

          シネマ愚考録では、僕きいまかれーが鑑賞した映画をネタバレを恐れず思ったことや考えたことを書き綴る。 あらすじの紹介や物語の解説は丁寧にしませんが、どうかネタバレにはご注意いただきたい。 令和4年11月18日に公開された「ザ・メニュー」を公開初日のレイトショーで鑑賞。 「ハリー・ポッター」シリーズでヴォルデモートを演じたレイフ・ファインズと、今年「ラストナイト・イン・ソーホー」や「アムステルダム」に出演し大活躍中のアニャ・テイラー=ジョイが主演し、「X-MEN」シリーズや「

          シネマ愚考録01 「ザ・メニュー」 食べたことのない高級フレンチが、2度と食べられなくなるトラウマに遭った。