見出し画像

援助と免除と奨学金

援助と免除と奨学金

暗号みたいなこの言葉。←家族にはウケた(笑)

シングルマザーの私が
娘達を大学に進学させるまでに
利用した制度です。

援助とは、
娘が小学生の時に受けていた就学援助制度。
生活保護世帯、市町村税非課税世帯、
児童扶養手当受給世帯などが対象。
給食費等を一度支払してから
学期末に戻ってきます。←私の住む市では
義務教育期間が対象期間となります。
学校から対象者にお知らせが届きます。
私の所の申込には
担当民生委員の署名が必要でした。

しかしながら家族(実母)が反対しまして…
まず全く払えない訳ではないでしょ?
民生委員に離婚して父親が居ないと
知られるのは嫌でしょ!と。
実母は配偶者を病で失い
女手一つで私と妹を育てたけれど
援助など受けていないし、恥だとのたまう。
でも実母には遺族年金もあったし、
状況は違うし時代も違う。
長い目で見て、先の事を考えて、
頂けるものは頂けた方が有難いと思い
申請しました。
その分の費用は中学生の頃に
学習塾などで必要になった時に
有効に活用出来ましたから、
申請して正解でしたね。
中学生の時の学習塾は
母子家庭割引がある所にしました。

高校では長女は県立高校で、
当時は授業料免除でした。
二女は私立高校で就学支援金の申請と、
奨学金試験で合格していたので
奨学金を頂いていました。
二人とも、高校時代にも
あまり費用はかかっていないのかも知れません。

大学は国公立大学で授業料免除申請をしており、毎年この時期は審査結果待ち。
長女はある企業の給付奨学金を頂いており、
大学の学生寮の費用と生活費としています。
授業料免除者は寮費半額です。
二女は日本学生支援機構の奨学金を借り
←4年生は給付奨学金に制度変更の為再審査
県の奨学金併用。
5年地元で働くと返済免除です。

制度利用には世帯収入や状況の審査があります。
本人の成績も審査対象です。
常日頃頑張っていると
奨学金のチャンスが広がります。
毎回、色々な証明書を用意して、
免除申請申込書を記入します。
奨学金については申込の手続きに加えて、
年度末に成績や学生生活の報告書類が
必要になります。

高校までは私が手続きをしていましたが、
大学になると娘達自身で
申請や報告する必要があります。
離れて住んでいるので、
娘達には頑張って
自分で書類作成してもらっています。

世の中には色々な制度があり、うまく利用すると世帯収入が少なくても
大学まで進学させてあげることが出来ます。
その為には勉強を頑張ってもらうのは
大切な条件になります。
勉強したくてきちんと実績を積んでいる
子供たちを助けようとするために、
数々の制度があるのです。

でもそれだけでは足りないのも現実。
国公立大学進学するために
学習塾や予備校を利用しようと思うと
お金がかかります。
それならば学習塾や予備校の費用を何とかして、国公立大学に進学して
授業料免除申請をするという手段もあり。
学習塾や予備校に行かずに頑張って
私立大学に入学するのもあり。
そこは個性に応じて考えればよいと思います。

保護者の収入から幾らが生活費用となり、
子供たちのためにいくら使えるか、
その費用をどの段階でどう使うかを
長期計画で考える。
その中に援助と免除と奨学金を組み込んで、
大学までの学費を確保する。

今は両親が揃っている家庭でも
進学費用は悩ましい問題。
シングルマザーにとっては尚更。
子供が進学して勉強したいと望んだならば、
させてあげられるようにしてあげたいものです。

教育にお金がかかりすぎとも言われるこの国が、もっと子供たちとって優しく、
お金が無いからという理由で
夢や希望を諦めなくてもよくなればいいのに
と思うのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?