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先生のテンションが上がる時

長女が成人式に参加した時の事です。

出身中学の先生方との懇親会がありました。
まず先生に尋ねられます。
どこの大学に行っているの?と。
国立の教員養成大学に進学した事を伝えたところ先生方のテンションが
明らかにアップしたそうです。
おめでとう!頑張ったんだねと
めちゃくちゃ褒められたので
長女はビックリしたそうです。

何故なら、先生方は
地元国立大学の教育学部出身の方が多くて、
教員養成大学は教育学部より
レベルが上だと思っているようなのです。
先生方は長女の大学に憧れつつ
地元の大学に進学したから
うらやましい気持ちがあるらしいです。
そして教え子が教師を目指す事は
嬉しい事なのだそうです。
教員になる勉強をしていると聞いただけで、
他の進路を選んだ同級生とは
明らかに違うテンションだったと。
えこひいきは良くない!と思ったのですが、
そんな事あるのかな?という疑問を感じました。

後日、二女が高校卒業した日に
中学へご挨拶に行きました。
これには理由があります。
公立高校に不合格で
1人だけみんなと違う滑り止めに進学した事、
そんな娘の卒業式に
中学が祝電を送ってくださった事、
恩師がもうすぐ異動かなという推測。
本人は少し渋りましたが
母が付いていくから1度行こう!
ということになりました。

中1、2年の担任を呼び出してもらい、
ご挨拶をしました。
進学先を聞かれまして、大学名を言いました。
教員養成で名の知れた大学なので、
先生になるの?って速攻聞かれまして、
はいと言ったら先生が大喜び。
テンションアゲアゲ!
←横で見ていた母親である私が唖然とした!
一緒にいた当時の学年団の先生、
部活の顧問の先生も大喜びで。
同じ中学からの友達がいない高校へ
1人で進学した娘を心配してくれていたこと、
先生という仕事の素晴らしさ
について語ってくれて、
教え子が教師になるのが
1番嬉しい事だと話して下さいました。

先生方にとって、
教え子が教師を目指す事は
教え子が
自分たちの仲間になってくれる事であるので
テンション上がるんだーと
間近で見てて感じました。

そういえば二女の高校に入学する説明会で、
公立高校に不合格だったけど、
今から大学の受験生として始めよう!
国公立大学に合格しよう!
と激を飛ばして下さった先生を思い出します。
奨学金をもらうからには
みんなの模範となるように
それに見合った生活態度、学習をしていこう!
奨学金をもらうことによって
手元に残るお金は貯めてもらって
大学進学に使ってください。
大学で勉強して、教師となって
この高校に戻ってきてくれたら
それでいいんです!
そのための奨学金なんです!
と話しておられました。

先生、娘はホントに教師目指しますよ。
あの時の先生の言葉通りになりましたよ。
厳しい言葉に最初は親子でビビりましたが、
今は感謝しています。

教師を目指す学生さん、
恩師にあなたの思いを告げてみて下さい。
先生方が信じられないくらい
喜ばれる可能性が高いです。
我が家の周りだけなのかなとも思うので
一度試してみて下さいませ。

補足
本当に先生になって母校凱旋した二女
先生方はどう思ったのか聞いてみたいのは
私だけでしょうか…。

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