羽田の運命共同体。
先週、北海道から日帰りで福岡出張に行った。なぜ日帰りだったかというと日帰りじゃなければならなかったからだ。それ以外に理由がない。
北海道から福岡に行って、そして戻ってくる。飛行機の運行について私は明るくないからわからないんだけど、戻りのときは時間的に羽田空港を経由するしかないみたいだ。
帰り道、福岡空港から羽田空港に向かう。
フライトは約1時間。ふざけてる。なんて近いんだ。東京め、日本のど真ん中にありやがって。距離感にムカつく。
羽田空港に着く。そして乗り継ぎのために移動する。羽田発→新千歳空港行きに乗り換えなければならない。時間がない。急ぐ。早歩き。で、次の搭乗口にたどりつく。
ふぅ。
搭乗口付近にいくと人はまばらだった。
ビジネスマン風の男性、家族連れの女性、おばあちゃん、それから外国人。もちろん、それぞれの人たちと目線が合うことはない。みんなここで待機してるってことは、目的地は共通で新千歳空港なんだろう。私もそう。
で、思った。
なんかこの、搭乗口付近で色んな人がいる中に私が後からやってきて周りを見渡してる感じ「航空遭難系ドラマ」のプロローグみたいだな。
これからみんなで飛行機に乗って、その飛行機がなんやかんやあって日本海の孤島に不時着する。で、すったもんだの挙句みんな生き残って、派閥とか作ってサバイヴしちゃいます、みたいなドラマ。
そのドラマの第1話の冒頭30分で、
登場人物の紹介をやってる感じ。
いまから乗る飛行機になにごとかがあったなら、この搭乗口に集合した名前も知らない人たちと一緒にサバイバル生活をすることになる。
いわば運命共同体である。
なんか、そんなドラマあったよね。
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