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自称中堅進学校にありがちなこと。

自称「進学校」ならいたってふつうだが、自称「中堅進学校」ならおもしろくなるはず。自称してるのに「中堅」といっちゃうあたりが謙虚だ。

いまから私が思い浮かぶがままに自称中堅進学校あるあるを書きまくる。

もちろんここで例えば「補習テスト多すぎ」などというくだらないあるあるを書くつもりは毛頭ない。

「補習テスト多すぎ」はあるあるではない。単なる事実である。自称中堅進学校あるあると題しているのに「補習テスト多すぎ」と書いちゃうやつは、頭が怪しいかおもしろさを履き違えているやつだからたぶん仲良くなれない。


あるあるというのは、せまければせまいほどおもしろいものだと思っている。

たとえば「自分のおしっこを触ったときあるある」とか「親知らずを1本だけ残している人にありがちなこと」などだ。

こういったせまいあるあるは、それが当てはまらない人でも「よくわからないけど、そうなんだろうなぁ」というおもしろさがある。


自称中堅進学校。


もちろん、こんなことを書くのだから、私もきちんと自称中堅進学校の出身である。「自称」+「中堅」ということでとても謙虚だ。


ちなみに、私が思う自称「中堅進学校」の基準偏差値は「60」だ。これ以上の偏差値ならば進学校と呼ぶし、60未満ならば、なんとも呼ばない。

偏差値が71を越えていれば私の世界では超進学校と呼んで差し支えないと思う。とにかく、基準となる偏差値は「60」だ。


前置きが長くなった。



それではいってみよう!


れっつ、中堅!


自称中堅進学校にありがちなこと


偏差値が60のはずなのに「こいつどうやって合格したん?」と思っちゃうようなヤンキーがいがち。

逆に「お前、いる場所ここちゃうやろ、ここ中堅やぞ」と思わせるガリ勉もいがち。

GMARCH、関関同立、日東駒専に合格すると勇者として崇められるが、そのラインに合格する連中はなぜか、最後まで自分の志望校を友だちに教えない。

GMARCHの「G」がどこかわかってない。

早慶上智に入学するやつは見たことないし、目指してるやつも見たことない。

かといって国公立大神話があるので早慶、GMARCHに合格したところで「え? でも私立だよね?」となりがち。

もちろん東大・京大に合格するやつも見たことない。

しかし7年に1回くらいの周期で東大か京大を目指す突然変異が入学してくる。しかし、いかんせん中堅なので教師の指導力がなく合格しない。

地方国公立大学に合格すると勇者になりがち。

女子は高校卒業後に看護学校にいきがち。

中堅進学校だから高卒で就職するやつもいて、大学受験が当たり前だと思っている連中からすると異端児だが、高卒で就職するやつはたいていいいやつ。

中堅だからこそ、教師陣の戦闘力はとても低いのだが「数学」だけめちゃくちゃわかりやすい先生がいがち。

古文はマドンナ古文だけでセンターに挑みがち。

中堅だからこそターゲット1900を使ってるやつは少数派。

旧帝国大学には多い年で7人くらいが合格しがち。

センター英語の模試で200点満点の160点で「うわ、英語の神じゃん」と言われがち。

中堅進学校から地方国立大学か難関私立に行く連中は、たいてい秀才なので大学生活も手堅い路線を歩み、就活も無難にこなしがち。

文武両道をうたっているが、スポーツ部は全国大会に出場していない。

野球部が県大会に進出するとベスト16あたりから全校応援しがち。

文武両道なので、名物の剣道の先生か柔道の先生がいて、やけに根性論を植えつけてきがち。

数学は青チャートではなく黄色チャートで全てを済ませがち。

定期試験の数学は、事前に配られる想定問題プリントの解法さえ丸暗記すれば、当日のテストは数字が変わるだけなので絶対100点取れるのになぜか100点いないがち。

高校2年で英検二級を持ってるやつは女の子に多く勇者に見られがちだが、冷静に考えると大したことない。

中堅進学校は校舎が農場くらい広い。

体育館とは別に講堂と呼ばれる集会場があるが、何に使うかよくわからない。

芸術系の大学に進学するやつは0人。

自称中堅進学校は地元の謎の私立大学に多数の生徒を輩出するので、私大予備校になりがち。

校歌はたいてい「山」か「川」に言及しがち。

勉強よりも部活がやりたくて中堅進学校に入学したから、ちゃんと勉強すれば偏差値70のポテンシャルあることを認識していない田舎の可能性の塊みたいなやつがいがち。

ヤンキーといえど偏差値は60あるので意外と礼儀正しくモラルがありがち。

ヤンキーがわけわからん私大に入学したと思ったら3年後に就活で無双してる噂を聞いて「就活はやっぱコミュ力か」と悔しくなりがち。

女子にもド金髪なヤンキーがいて、やっぱり「え? 高校入試のときホントに同じ問題受けた?」と疑問を抱きがち。

中堅進学校なので天才・鬼才は輩出できず、いけて秀才を輩出しがち。

自称中堅進学校出身でいま大手企業にいる人たちは秀才謙虚タイプか、コンプレックス虚言癖タイプのどちらかになりがち。

全国的に有名な芸能人や政治家、官僚、お笑い芸人を輩出することはないが「スピッツのドラム」レベルの人なら輩出しがち。

勉強も部活も結局はいいところどまりの中途半端なので小利口が多く、一生懸命に何かに打ち込むということが苦手な大人になりがち。

勉強・部活・恋愛・友情の4大要素を絶妙にブレンドした高校生活を送れるので、高校生活への満足度は自称中堅進学校が1番高くなりがち。


......みなさんいいですか。

これが自称中堅進学校の実態です。


<あとがき>
最強進学校あるあるとか聞きたいですね。今日書いたのは「進学校あるある」でも「中堅進学校あるある」でも「自称進学校あるある」でもありません。「自称中堅進学校あるある」なんですね。もう、とってもせまいあるあるなのでいいと思います。これが思い浮かんだとき「よし、今日の記事はこれだ!」と思って書くのを忘れ、さっき書きました。このあるある、たぶんですが無限に浮かびそうな気がします。今日も最後までありがとうございました。

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