犯人は「コナン君」
うちは、マッサージを行っているけど、リラクゼーション系のマッサージは行ってなくて。基本は治療という形でやってる。
よく、マッサージがうまい
とか表現されることがあるんだけど、ちょっと微妙な表現だなあといつも思うのよ。治療に関して、上手いとか下手ってあんま表現しないので。
うちは痛みが取れるか取れないか?
というところで行っているので。
治療をしていると、たまにいる人がいるんだけど。
痛みを治したくないというタイプの人。
これもいろんなタイプの人がいるけど、かまって欲しくて痛みを作ってる人とかもいて。
家族とか仕事で悩みがある人が、それをわかって欲しくて痛みを作る。
話を聞いてあげると、痛みが消える。
そして、またストレスを受けると痛みを「作る」。
そういう人にとって、痛みとは人に気づいてもらうためのサインだったりする。
つまり、「かまってほしい」という欲望を満たすために痛みを作るわけで。
これ、マネージメントでも全く同じことが起こる。
管理職・マネージャーと呼ばれる類の人に、
「人から褒められたい」
っていう、最近流行りの言葉でいう、承認欲求が強い人がいる。
マネージャーの仕事って人を管理することじゃない?
で、問題が起こればそれを報告して、改善するのが基本の仕事。
承認欲求が強いマネージャーは問題がないと困るわけ。
だって、問題がないと、上司に報告できないし、問題解決をできないから。
だからそういう上司は問題を自ら作る。
あえて、理不尽なルールを作ったり、
部下に当たり散らしたり。
訳のわからない指示を出したり。
当然、現場は混乱し、トラブルが起きる。
そこでトラブルを起こした人を上司に報告し、
自ら問題を解決する。
いたのよ。オレの上司にもそんなのが。
自分で掻き乱して、自分がミスを見つけたと言い張る人が。
これって、さっきの患者さんと同じ。
自分の欲望を満たすために、問題を作り出すタイプ。
本当は痛みがなくなって、通院しなくなるのが一番なのに。
本当は問題がなく、物事が進むのがチームにとっていいのに。
変な欲望によって、目的と手段が変わっちゃうわけ。
結局、名探偵コナンって、行く場所でいつも殺人事件が起きちゃう。
だって、殺人事件が起きないと漫画にならないから。
つまり、コナンをヒーローにするために殺人事件は起きないといけない。
結局、コナンがいなければ、殺人事件は起きないわけ苦笑。
そう、どっちが先かってこと。
何も問題が起きない、つまり、何も褒められない状態
こそが、一番だって気付かないとダメなわけ。
褒められるとか、かまってもらうとかどうでもいいわけ。
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