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道を探す

私はよく、自分の歩く人生の道を考えてしまう。

大学でどんなことを学ぶか。

どんな仕事をするか。

どんなところに住むか。


でも、こんな風にも思う。

「道を探している暇はない。私の道は私の後ろにしか出来ないのだから。」

と。


前をいくら探したって、道なんてものはなくて、私が歩いたそこが結果として、道になっているということなんじゃないかと思った。

でもやっぱり道を探してしまう。

どう生きるのが正解か。

正解なんてものがないのが人生だと分かっていたとしても、探してしまう。


私らしさを探してしまう。

私らしさは、探して見つかるものじゃなくて、自然と見つかるものなのに。



分かってる。私は分かっているはずだ。頭では。理論では。

でも何でだろう。生きることがうまく出来ない。


この表現もおかしいな。生きるに上手い下手なんて本当はないはずなのに。

もっと器用に生きられたなら。そう考えてしまう。


でも、私の道は私の後ろにしか出来ない。

目の前に進むべき道なんてない。


道は創り出すものなんだ。

その強さが欲しい。

勇気が欲しい。


一歩、一歩と進んでいく。

私らしい一歩の刻み方で。

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