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【第21回】「衣食住」の「住」を考えてみた

紀北町のガーシーこと、地域おこし協力隊の東谷です。
自己紹介インタビュー記事はこちらから
すっかりと秋になった紀北町。アパートの窓を全開する時間がめっきり減りました。空気も何だか澄んでいるように感じて、玄関を開けて外に出た瞬間につい深呼吸してしまいます。そんな心地良い季節になってきました。

さて今回は、日本でよく言われる衣食住の中の「住」についての話しをしたいと思います。早速ですが皆さん、建築で言う仕上げ材ってご存知でしょうか。仕上げ材とは床材、壁材、天井材など簡単に言うと、目に入る素材です。仕上げ材と言ってもその素材にはたくさんの種類があります。日本の住宅ではよく見かけるものとしては、

床:木のフローリング、畳、クッションフロア、タイル(玄関やポーチなど)など
壁:ビニールクロス、紙クロス、珪藻土、漆喰、タイル、木など
天井:ビニールクロス、木、竹、珪藻土、漆喰など

ざっと一例ですが、皆さん、どのくらいご存知ですか。生活の中で身近なので知っている素材も多いのではないでしょうか。

次に、仕上げ材と心地良さの関係についてですが、心地良さって人それぞれに基準や価値観で異なると思います。今回お話しする心地良さとは、「からだが喜ぶ心地良さ」という視点で考えます。

みなさん、「衣食住」はご存知だと思います。人が生きていくために欠かせない基本的な必需品ですね。

衣・・・衣類、着るもの
食・・・食べるもの
住・・・住む場所(空間)

「住」は住まい、すなわち住宅そのものです。その中でも仕上げ材は、毎日の生活で目にし、接する素材です。言わば「衣」でいう服の素材、「食」でいう食材みたいなものと考えます。それらによって人が快適であったり、心地良かったり、美味しかったり、健康であったりします。衣類においても化学繊維が肌に合わない方もいますし、食材でいえば、合成着色料やアセスルファムKなどあまり摂取しないほうがよいものがあったりします。

仕上げ材も同じで様々な素材があり、人によってはあまり好ましくない素材もあったりします。衣類や食材って、「これ何?どんな成分?なんの繊維?」など思い立ったらすぐにタグをみたり、食材であればパッケージにある成分表示をみて調べることはありますが、仕上げ材(建材)ってあまり普段調べることはないと思います。インターネット上には調べればたくさん出てきますが、調べるという行為に至ることは少ないと思います。

なぜでしょうか。私が思うにそれは、購入サイクルが長いからかなぁって考えています。食材はほぼ毎日。衣類は人によりますが、ボロボロになったり流行りが終われば買い替えたりします。毎日、または短期間だと、その使われているものに注意や興味がわいてきます。体によい食事、ジャンキーだけど時々食べたくなる食事、お洒落な服、暖かい服や涼しい服、など体に直接影響があるので、より関心がありますね。

それでは仕上げ材はどうでしょうか。仕上げ材はリフォームなどをしない限りはある程度は使い続けることができますね。そして、壁紙を貼り換えようとか、床を張り替えようと思っても、そう簡単に自分でできるものでもありません。自分ではすぐにできないので、自然と関心を抱くこともありません。

だけど、食事や衣類と同様毎日住まい(空間)にいる時間があります。サイクルは長いのですが、だからこそ、その時が来た(リフォーム、リノベーション、新築など)タイミングで考えてほしいと思います。心地良さに関わるからです。もっと言えば、健康に関わるからです。そして、お部屋の空気をきれいに保つことにも関係する素材もあります。

日頃から「住」について、もっと関心を持っていただきたいと思います。


さて、様々な素材の話しをしましたが、具体的にどんな素材が「からだが喜ぶ心地良さ」につながると思いますか?一度、考えてみてくださいね。

今日はここまで。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、「からだが喜ぶ心地良さ」につながる素材についての話をしたいと思います。


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