見出し画像

作曲 呪縛からの解放

ご無沙汰しております。

以前の記事で書いたことですが、やっと音楽CD3部作を完成させる事ができました。

今年10月に完成した、
怪盗ファンタジー音楽集「Theater theater」は、ジャケットデザインなどはかなり前に出来ていたのですが、コロナによる環境の変化に対応出来ず、創作も滞っていた為かなり予定より完成が遅くなりました。

自分の中での3部作の最後の作品で、ファンタジーストーリーBGMというテーマを掲げて作っていたものの、もう一つの裏テーマ、分かりやすい音楽というのが、なかなか手強くて…

というのも、そもそも音楽を作り始めた頃は特に不協和音が好きで、コード進行(音楽理論)も分からず作っていたので、出来上がった不思議な音を気に入っていました。

しかしやはり、他人に聞かせると「ノイズ」だとか、「雑音」だとか言われてました。

確かに、耳馴染みの良い音、流れというのは存在していて、スムーズに流れるメロディや、聞きやすい伴奏というのはあると思います。

そこで、伴奏やメロディはおかしいのに、それっぽく聞こえるように、音質を高めることにしました。

といったら聞こえはいいですが、ただ単に綺麗に響く音が好きなので、そうなるようにイコライザー(EQ)、コンプレッサーを色々試していった結果、そこそこ音が良くなったわけです。

話を戻しますが、分かりやすい音楽を作るというか、そもそも分かりやすい音楽に興味が無かったし、小さい頃好きだったのはゲームの音楽と、電車の発車メロディだったので、なかなか苦戦しました。

※3部作の1作目「Music of ANOTHER WORLD」はゲーム音楽がテーマだったのでそこまで苦戦はしませんでした。2作目は元々好みのジャンルに近い音楽で作れる博物館ファンタジーだったので楽しく作れました。

しかし3作目は、演劇の舞台で使えるような音楽を目指したので、だいぶ苦戦することになったのです。

分かりやすく、迫力のある音で、豪華でハッキリとした曲調って、僕とかなり逆方向のベクトルなんですよね(笑)

そこにコロナ。

しかしこの3部作を完成させないと気持ちがスッキリしないし先に進めないので、まとめて時間を取って制作をしました。

そしてやっと完成…。

長かった…。

次に作りたいアルバムもジャケットとイメージは出来上がっているので、少しずつ始めたいと思います。

気まぐれ