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伊賀鉄
2020年8月11日 00:44
前回①では「崇廣堂」を創設した津藩(安濃津藩)藩主で稀世の名君と謳われた「藤堂高兌(とうどうたかさわ)」をご紹介しました。第2回目からは、崇廣堂そのものに迫っていきたいと思います。 さて、そもそも「崇廣」とはどういう意味でしょうか?気高い、尊いといった意味で捉えられ、太宰治の小説「東京だより」にも出てきます。この崇廣堂の名は、中国の書経(しょきょう:儒教の経典である五経の一つ)周官(しゅうか