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05.創業5年で株価6000倍?!「メルカリ」の起業のタネとは一体

皆さんは、メルカリで、どんな買い物をしたことがありますか?
私は最近、中古車を買ってみました。

10数年前、まさかスマホアプリを使って、個人から車を買う時代が来るとは、思いもしませんでしたね。

今回は、タイトルにもある通り、創業から5年で、株価6000倍の偉業を達成した、メルカリについて、まとめてみたいと思います。

創業の背景

メルカリ創業者の山田進太郎氏は、創業前、複数の企業を経験していたそうです。DeNAでモバイルゲームの開発に携わり、売却に成功後、その後、自身の起業家としてのキャリアをスタートさせました。山田氏は、以前から日本の消費文化に興味を持っており、特に多くの人々が不要になった商品を簡単に売買できるプラットフォームの必要性を感じていたとのことです。

アイデアの誕生

メルカリのアイデアは、山田がアメリカのフリマアプリ「eBay」の成功を見て、日本にも同様のサービスが必要だと考えたことから生まれたと言われています。しかし、既存のフリマサイトやアプリが使いにくいと感じており、よりシンプルで使いやすいプラットフォームを作りたいと志したことが、起業のタネとなりました。

会社の設立と初期の苦労

2013年2月、山田進太郎はメルカリを設立。設立当初、メルカリは小さなチームでスタートし、アプリの開発にリソースを投下しました。初期の段階では、資金調達やユーザー獲得に苦労しましたが、山田氏のビジョンとリーダーシップにより、次第にユーザー数を増やしていったと言われています。

成長と成功

メルカリは、2013年7月にiOS版のアプリをリリースし、その後すぐにAndroid版もリリース。使いやすいインターフェースと手軽に売買ができる機能が評価され、メルカリは急速に成長。特に若い世代を中心に人気を集め、短期間で数百万のダウンロードを達成しました。

国際展開

メルカリは日本国内での成功を受け、2014年にはアメリカ市場にも進出。アメリカ市場でも一定の成功を収め、その後はさらに他の国々へと、グローバルに事業を展開しています。

メルカリの苦悩

メルカリにもぶち当たる壁はいくつもありました。
創業から急成長する中で、盗品や偽造品の取引問題が発生。これにより監視体制やユーザーサポートの強化が求められる様になります。更に、国際展開した際にもアメリカ大手ECサイトであるeBayやPoshmarkとの競争の激化による採算確保やUK市場での撤退等、華々しい進化を遂げた一方で様々な課題に困難する事は多々ありました。

上場と現在

メルカリは2018年6月に東京証券取引所に上場し、企業価値は、急上昇しました。なんと、公募価格4,500円に対して、初値が49,000円と10倍以上になったことで当時話題となりました。このIPOによりメルカリは約1,300億円の資金調達に成功しました。2020年には、新型コロナウイルスの影響によりオンラインショッピングの需要が急増し、ユーザベースと取引量がさらに拡大。2021年にはNFT市場への参加を表明し、デジタル経済領域にも進出。現在では、日本国内外で広く利用されるプラットフォームへと進化。フリマ文化という市場を、まさに数年で確立してしまいました。

私達がメルカリから学ぶべき事

外部の人間にとって、メルカリは創業から華々しく進化を遂げ、単純に「凄い」「儲かっている」と印象を受ける人が大半ではないでしょうか。しかし、彼らにも苦悩は多くあり、その度に改善とイノベーションを繰り返し今の成功があります。

私達人間は自分に甘く、現状に満足していないにも関わらず自分に満足していると言い聞かせることが得意です。本記事を書きながらメルカリが私に雄弁に語りかけてきました。「大衆から一歩抜け出すためには、決して現状に満足せず、自分を改善・イノベーションし続けろ」と。

メルカリのおかげで、再度自分を見直すきっかけになりました。明日、いや今から自分の改善点を洗い出し、昨日より今日、今日より明日の自分を改善し続け、改善を積み重ねて自身にイノベーションを起こしていきましょう。

画面の前の野望を持ったあなたが成功する日を願ってます。
では、また。


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