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エフエム山口 Dance in the island 〜 周防大島に生きる 第5弾「家業」を拝聴して。

本日、「Dance in the island ~周防大島に生きる」を拝聴しました。ディレクターの三浦宏之さん、収録・MC 中村明珍さんが島にいて、島と生きているから、生きたラジオになり感動しました。今日の番組から「手触り感」の素晴らしさを思い出させてもらいました。手触り感とは「技術、材料、お客さま」です。大工の久保田さん、庭師の中島さん、花屋のゆみこと慶子。木や花という「材料」を、整え商品に変える「技術」で、顔の見える「お客さま」から対価をいただく家業です。世代を超えてつながる仕事に心がふるえました。

ですが(あえて)、周防大島という単位で俯瞰した時、先代、先々代から継いだ「手触り感」に限界が訪れているとも感じます。特に、手触り感のあるお客さまの数が減り、仕事が減り、人が減っていることが気になります。
私が4歳のころ、1981年の周防大島には子どもたち(0歳〜14歳)が、4,890人もいましたが、現在は900人程度です。5分の1以下だと、さすがに活気がなくなったと感じてしまいます。

もし、もう一度、40年前の子どもの数=プラス4千人になろうとしたら、それを、周防大島活性化の目標にするとしたら、4千人の子どもを養うために、年間300億円の売上が新たに必要という試算をしています。

(試算:300億円=平均世帯収入(500万円)✕ 労働分配率(0.5)✕ 3千世帯、3千世帯の2/3の2千世帯 ✕ 子ども2人=子ども4千人)

300億円というと、スケールが大きく、それこそ「手触り感」を持ちにくいのですが、「手触り感」を拡張することで、300億円を創造できるようになると思います。例えば、体験や教育を通じた自己成長という、手触り感のなさそうな「機会」を、周防大島を材料にして、周防大島にいる人の技術で、周防大島に来るお客さまに提供できたら、「手触り感」が拡張できたと言えるように思います。しかも、国内にも世界にもない体験価値があれば、ブランドとなり、収益性も高くできると思います。

他にも、オンライショップという拡張機能を使うことで、モノの「手触り感」を入り口に、周防大島に観光で訪れ、お店の方とふれあうことで、リアルな「手触り感」に変化するはずです。ライブコマースやオンラインサロンなどのデジタルコミュニケーションも、効果的な拡張手法だと思います。

なので、これまで培ってきた「手触り感」の魅力を組み合わせたり、「手触り感」を再定義し、インターネットで拡張し、お客さまに届けることで、まだまだ、周防大島は稼げる。子どもたちが増える島になれると信じています。ということを、今日のラジオから学ばせてもらいました。この学びを仕事に変換し、次の世代がわかるようにすることも、私の役目だと思っています。

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