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起業する/しないについて考える     #4 キャリアを決断する

前回は、起業する/しないという選択について、自分らしいキャリアを選択する3ステップについて考えてみた。


今日は最終話。キャリアを決断するために必要なことを田所さんに聞いた。

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変わることを恐れず、決断する

自分らしいキャリアの実現方法を選択したら、最後は決断です。

決断は勇気のいることです。人間は変化を好まない生き物であるため普通は現状維持を望みます。

しかし、キャリア形成上、人生で1度は自分を変える必要があると言われています。35〜45歳に、それまでのキャリアを振り返り自分の価値観を知り[1]、40〜45歳で、その価値観を評価し、今まで築いてきた自分を変えることが求められます[2]。

ここで大切なのは、40代で変われなかった人は、50代以降に再度変わることを求められるため、変わることは避けて通れないキャリア形成上の課題と言うことです。

特に起業をお考えの方は、就職・転職が主流の現在にあって決断するには勇気がいると思います。

しかし、今は組織まかせのキャリア形成から自分軸のキャリア形成に時代が移り変わっていく転換期にあります。起業に興味をお持ちの方は、この時代の変化を敏感に感じ取っているのかもしれません。

100%確実な選択はありません。選択したらやってみて、時には方向修正する・・変化の激しい時代のキャリア形成は変幻自在さが大切です[3]。

自分の未来に関心を持ち、責任を持ち、可能性に好奇心を持ち[4]、自分らしいキャリアを築いていきましょう。

【参考理論】
[1]シャイン「キャリア・アンカー」
[2]レヴィンソン「中年の危機」
[3]ホール「プロティアン・キャリア」
[4]サビカス「キャリア・アダプタビリティ」

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就職や転職には社会通念上の”期限”がある。学生であれば卒業時期(いわゆる”就活時期”)、社会人であれば3年目位までの第二新卒としての転職期や35歳の壁といわれる時期などだ。

もしかしたら、いろいろキャリアについて悩んでも、最後はこの”期限”に背中を押されることで、人は就職先や転職先を選ぶことができているのかもしれない。

起業は期限はない。どこまで行っても自分次第だ。

でも、”自分にとって起業することがベストな選択”だと自信をもって考えられれば、決断もしやすくなると思えないか?

今回の記事が”自分にとってのベストな選択”を見つけるためのヒントになってくれれば嬉しい。

もちろん、選んだ結果、キミにとってのベストな選択が起業でなくても全く構わない。キミが選ぶ選択を全力で応援したい。

最後まで読んでくれてありがとう!

■おわり