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強み・特技のまとめ方 ~マイノート書き方講座#2
起業に欠かせないコンセプトのまとめ方を、「起業ライダーマモル」の事例を元に解説するこの企画。今回は、自分の強みや特技の見つけ方を深堀りしていく。
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1.オレの強み・特技
早速、オレの強み・特技を紹介しよう。
・10年以上の経営相談ノウハウがある
・起業支援のエキスパートが身近にいる
・起業に役立つ情報提供サイトを運営している
「え、別にそんな大した強みじゃなくない?」と思った人も居ると思う。
それはその通りで、オレは「世界一」「世界初」のような唯一無二の強みや、特技を持ち合わせているわけではない。
確かに、唯一無二の強みがあれば、事業を優位に進めるられるのは事実だ。でも、ここで大切なのは、自分がやりたいと思ったアイデアを支える強みの発見や、どうして自分がそれをやるのかを考えることだ。
それに、強みの考え方は、起業アイデアの発想に到った経緯も大きく関係している。
アイデア発想の始まりは、大きく次の2つがあると言われている。
(1)自分の強みを生かす起業(自己実現型)
(2)困りごとを解決する起業(課題解決型)
※詳しくは、「起業アイデアの見つけ方」の記事を参照
自己実現型は、例えば、「デザイナー」「プログラマー」「美容院」など、起業前にスキルや資格を取得して起業するものだ。
このパターンには、強み以外にも好きなこと、例えば、お酒好きの人がバーで起業するパターンもある。化粧品が好きな人がYouTuberになるのもその一つだ。
課題解決型は、「高齢者向け移動販売」や「リサイクル」「保育施設」など、誰かの困りごとや社会的な課題などの解決を目指して起業するパターンだ。『「再生可能コーヒーカップ」でスタバに挑戦する英国人起業家』の記事なんかを見てもらうとイメージしやすいと思う。
課題解決型は、こんな課題を解決したいという発想から始まることが多いから、必ずしも強み・特技がアイデア発想の起点になっているとは限らないんだ。
2.些細な事でも、とにかく書き出す
オレの場合、自己実現型ではなく課題解決型の起業(新事業)だから、動機を支える強みとして何があるのかを探していく必要があった。
ここでやったのは、前回と同じで素材集めだ。強みや特技を書き出してみた結果がこちら。
強み・特技
・10年以上の経営相談実績とノウハウがある
・ビジネス(起業)支援サイト「J-Net21」を運営している
・経営支援の専門家との繋がりがある
・起業支援情報を提供できる
・全国の支援機関とのネットワークがある
・24時間相談対応できる
・寝ない
・疲れない
・風邪をひかない
・膨大なデータを記憶できる
・顔がそこそこカッコイイ
・絶対に怒らない
・質問に2秒で回答できる
ここで気をつけたのは、お利口にならないこと。”これは強みじゃない”と頭の中で判断して候補としてあげないのは、ダイヤモンドかもしれない石をよく確認せずに捨てるようなものだ。
頭に思い浮かんだものは、迷わずピックアップしよう。「顔がカッコイイ」なんて人それぞれ感じ方が違う。でも、自分がカッコイイと思ったなら候補として上げておいた方がいい。やりたい事業によっては、カッコイイが欠かせない要素になるかもしれないのだから。
あとは、この中から「事業を支えてくれる強み」になりそうなものを絞り込んでまとめたのが、最初に紹介した強み・特技だ。
たくさん強みや特技があると、あれもこれもと書きたくなってしまうかもしれない。そうなると、本当に重要なものが見えにくくなってしまう。
実は、そうならないようにオレのサービスには、字数制限が設けられている。
![](https://assets.st-note.com/img/1646098754993-bIE0QDewQ9.png)
コンセプトは、パッと理解できるシンプルさも大切な要素。140字を過ぎてしまったときは「シンプルにまとまってないよ」というアラートだと思って欲しい。
多くの言葉で少しを語るのではなく、少しの言葉で多くを語りなさい。
ーピタゴラスー
3.それでも、強みや特技が見つからないときは
「自分の強みや特技は何だろう?」と本気で考えてみたけど、見つからなかった…なんて人も中にはいると思う。
そこで「資格を取ろう」「スキルを身につけよう」と考えてしまいがちだが、ちょっと立ち止まって考えてみて欲しい。自分が気づいていないだけで、本当は自分にしかない強みがあるかもしれない。
そんな時に役立つのが問いを変える方法だ。抽象的な問いを、具体的なものに変換してみると見つけやすくなることがある。
例えば、「自分の強みとは?」を「誰かに褒められた事は?」に変換するといった具合だ。人生で褒められた経験がある人は、少なくないと思う。その体験から導き出される強みを考えてみるといい。
オレの場合、「J-Net21の業種別開業ガイドって、たくさんの業種の開業方法がまとまっていてすごいですね」と言われたことがある。そうやって、誰かから褒められた経験を思い出すと、自分では業種をたくさん揃えるのなんて当たり前のことでも、これは強みなのかもと思い直すことができる。
とはいえ、問いの変換は簡単ではないから、「強み・特技」の問いの言い換えを5つ紹介しよう。
(1)家族や友人、同僚に褒められた経験は?
(2)気づいたら夜になっていた時にやっていたことは?
(3)寝る食べるなどの生活習慣以外で習慣にしていることは?
(4)誰かから感謝されたできごとは?
(5)これまで継続的にやってきたことは?
もっと深堀りして考えたい人は、このリストを気心の知れた人に渡して、質問をしてもらうといい。そこから生まれた雑談で、自分では気づきもしない意外な強みを発見できるかもしれない。
■おわり
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