大人の女性の心が高揚する～ハーレクインコミックス
少女漫画編集者様の予言
こんにちは、ぱんだごろごろです。
今日は、電子書籍で読むコミックスのお話です。
いつぞや、少女漫画編集者の女性から、「これからは、大人の女性が、電子書籍で漫画を読む時代が来ますよ」という、予言を頂いたぱんだですが、そのご託宣は、みごとに現実のものとなりました。
ソニーの可愛いリーダーからスマートフォンへ
どうしてそうなったのか、と言うと、スマートフォンの普及のせいですね。
私は以前、ソニーのリーダーを使っていて、赤いブックカバーもかけて、可愛がっておりました。
きっかけは、私が以前、よく読んでいた、夏樹静子さんの推理小説が、書店で探しても見つからなくなったことでした。
そんなことを夫に話しましたら、「昔の小説なら、電子化されているんじゃないか」と言ったことから、試しに、ソニーの本屋さん、リーダーストアを覗きに行ったら、あるわあるわ、学生時代や子育て時代に読んでいた、夏樹静子さんの本が、これでもか、というくらいに並んでいるのです、それも安価で。
なつかしさの余り、何冊も購入して、夫が買ってくれたリーダーに保存し、端から読んでは、楽しんでいました。
ところが、ある日、その可愛いリーダーが、具合が悪くなってしまったのです。
しかも、ソニーは、もう電子書籍からは撤退して、書籍販売のリーダーストアのみが継続される、という話です。
今さら他社の電子書籍を買う気にもなれず、どうしようかな、と思っていたら、スマートフォンを新しくするついでに、リ－ダーのなかの蔵書ごと、ソニーのスマートフォンに、そっくり移してしまえばいいよ、と夫に言われました。
元のリーダーより、画面は小さくなりましたが、読みにくいというほどでもなく、むしろリーダーよりも本体が小さいため、持ち運びに便利です。
出掛ける度に、今日はどの文庫本をカバンに入れていこうか、と考える必要もなくなりました。
気が付けば、バッグの中に本が一冊もなく、スマートフォンが一台入っているだけ、という変わり様です。
これこそが、冒頭に掲げた、編集者様の予言を現実化する第一歩、というか、準備のすべてだったのです。
あとは、私がよく読むブロガーさんの記事の合間合間に、電子コミック（書籍）ストアの広告を挟むだけ。
その広告に興味を引かれた私は、ついついクリックし、スマートフォンで懐かしの漫画を読めることを知り（楳図かずおの「漂流教室」など）、ついには、ハーレクインコミックスの世界にたどり着いたのでした。
ハーレクインコミックスの世界
いよいよ、ハーレクインコミックスのお話に移ります。
実は、それまで、私は、ハーレクインコミックスもハーレクイン小説も読んだことがありませんでした。
そのため、先入観なしに、ハーレクインコミックスを普通のマンガとして、読んだことが良かったのだと思っています。
良い点
＊とにかく別世界
＊ゆえに最高にリラックスできる
＊没入できるので、気分転換に一番
＊別世界ゆえ、現実世界に、すぐに戻れる
悪い点
＊得になし。中毒性もなく、コミックスの価格も相応。
ご存じない方のために説明すると、ハーレクインコミックスとは、主に欧米の作家が書いた恋愛小説（ハーレクイン小説）を、日本の漫画家の方達が、漫画化したものです。
ハーレクイン小説自体が、文学性の高い物と言うより、ハッピーエンドを基盤として、より多くの女性たちに夢を与えることを目標にしている（ように思える）ため、その漫画化作品である、ハーレクインコミックスも、肩の凝らない読み物として、疲れた時、憂鬱な時などにうってつけなものです。
多少、ストーリーがご都合主義、とか、相手の男性が、判で押したように、皆大金持ちでハンサムであるのが有り得ないとか、批判もあるでしょうが、これほど気楽な娯楽作品はないのではないでしょうか。
何しろ、主人公の恋のお相手は、ギリシャの大富豪とか、シーク（砂漠の国の王族や富豪）とか、世界的な大企業を率いる実業家などです。
その上に、彼女はどんなに誤解を受けても、ラストまでには、必ず誤解は解けて、相手の男性は彼女に許しを乞い、永遠の愛を誓うのです。
漫画と言うと、普通は子供向けのものを想像しますが、このハーレクインコミックスは、大人の女性が読んでこそ、効力を発揮するものだと思います。
なぜなら、大人の女性であればこそ、この世界が絵空事だとわかっており、楽しんだあとは、すぐに現実に戻れるから。
こんな夢のような世界もあるのかもしれない、とヒロインに自分を重ね合わせて、高揚した気分を味わったあとは、現実に戻って来て、地に足の着いた今の暮らしをいとおしく思うことができるのです。
ちなみに、ぱんだごろごろのおすすめ漫画家は麻生歩さん、原作者のリン・グレアムとのコンビが、相性が良くて読みやすいと思います。
まとめます。
意外でしょうが、ハーレクインコミックスは、大人の女性におすすめです。
疲れた時、栄養ドリンク代わりに、是非一度読んでみて下さい。
心が高揚し、少女時代のしなやかな人生観を取り戻せますよ。
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