見出し画像

あなたの守護仏は?~仏教に親しむために

こんにちは、ぱんだごろごろです。
前回、【宗教との付き合い方~お家の宗教について】の中で、ご自分の所属している宗教・宗派を知り、興味を持つことで、宗教があなたの人生の悩みを解決する手助けになりますよ、ご先祖様を思い出すことで、ご先祖様があなたの応援団になりますよ、というお話をしました。

今日は、そこから一歩進めて、日本で一番信者が多いとされる仏教に絞って、親しみを持つための方法を考えて行きます。

意外に多い、仏教を知らない日本人

さて、そもそも、一番信者が多いなら、何もわざわざ親しみを持つには、などと考えるまでもないのでは?とお思いになった方。
そう、そこで寝ているあなたです、仏教について知っていることを述べて下さい。

そうなのです。
ご両親も仏教徒、祖父祖母もお寺の檀家の信徒でありながら、仏教について何も知らない、あるいは、学校の歴史や哲学の時間に、宗教思想として習っただけ、という若い方々が、意外なほど多いのです
(読書家の方で、ヘルマン・ヘッセの「シッダールタ」や、手塚治虫の「ブッダ」、その他、空海や親鸞について、お読みになっているくらいでしょうか)

キリストの誕生日とされているクリスマスは、ツリーを飾ってプレゼントを用意し、盛大に祝うのに、お釈迦様のお誕生日である花祭り(灌仏会)は、お寺以外では、完全スルー。これで仏教国と言えるのだろうか?と考えてしまいます。

ぱんだごろごろの、宗教面から見ての学校歴


かく言うぱんだも、実は、幼稚園こそは仏教寺院付属、いわゆるお寺の幼稚園でしたが、小学校は公立のため無宗教中学・高校はカトリックで、大学・大学院はプロテスタントの学校に通う、という、融通無碍、ある意味、何でも有りの学校教育を受けて来ました。

そこで思うのが、お寺の懐かしさ。
私の母は、お寺のご住職と幼なじみだったため、兄が幼稚園に入園した時、ついでに頼み込んで、二歳の私も幼稚園に入れてしまったんですね。
ついでに言えば、ご住職のお嬢様は私の幼なじみで、現在のご住職である、当時のご長男は、私の兄の幼なじみです(兄とご長男は、仏教系の中学・高校に通いました)。

幼少時より、お寺に通っていたため、その後の長いカトリックとプロテスタントの教会時代を経ても、お寺に安らぎを感じる、日本人仏教徒の遺伝子は生き続けていたのです。

守護仏とは


話を戻しまして、仏教に親しみを持つための方法として、ぱんだが考えたのが、守護仏を知って、そのゆかりから、お寺めぐりをしたり、仏像鑑賞をしたりしてはどうか、ということです。

コロナの影響で、まだ旅をするのは難しそうですが、生まれ年から、守護仏を知り、まつられているお寺を調べてみるのも楽しそうです。

守護仏とは、その名の通りあなたを護ってくださる仏様のこと。
干支別に決められています。
<>内は、それぞれの仏様の特徴、御利益、・・・は、仏様のいらっしゃる、代表的な寺院です。ここに挙げた以外にも、たくさんの寺院があります。

子年・・・千手観音菩薩<現世利益、病気平癒、極楽往生、>・・・唐招提寺(奈良県奈良市)
丑・寅年・・・虚空蔵菩薩<成績向上、頭脳明晰>・・・輪王寺 両大師堂(東京都台東区)
卯年・・・文殊菩薩・・・<学業成就、智慧明瞭>・・・安倍文殊院(奈良県桜井市)
辰・巳年・・・普賢菩薩<延命長寿、邪気を払う>・・・持光寺(広島県尾道市)
午年・・・勢至菩薩<家内安全、除災招福、智慧明瞭>・・・三千院(京都市)
未・申年・・・大日如来<現世安穏、所願成就>・・・教王護国寺(京都市)
酉年・・・不動明王<悪魔退散、修行者守護>・・・深川不動堂(東京都江東区)
戌・亥年・・・阿弥陀如来<延命息災、極楽往生、現世安穏>・・・高徳院(神奈川県鎌倉市)

お数珠と御朱印帳


自分用のものを用意したいのが、お数珠と御朱印帳です。
ご家族やご親戚の法事や悲しみの席で、お数珠は必需品です。
社会人になったら、自分専用のお数珠が欲しいですね
お祖母様やお母様が、いくつかあるから、譲ってあげる、とおっしゃった時には、ありがたく頂戴しましょう。
珊瑚や水晶で作られたものが、女性向きでよいでしょう。

御朱印帳も、今は様々な種類のものが出ています。
お寺めぐりや神社めぐりをする際には、記念に御朱印帳に朱印を押してもらいましょう。寺務所や社務所で頼むと、押してもらえます。
また、御朱印帳自体も、寺務所や社務所で売っていますし、また有名な文具店(鳩居堂など)でも取り扱っています。       

まとめます。


日本は仏教国ですが、その割に、仏教についてあまり関心のない人が多いようです。
あなたの守護仏はどの仏様か、知るところから、仏教について親しんで行きましょう。
お数珠と御朱印帳は自分専用のものを持ちたいもの。
お気に入りのものを選んでみましょう。

*守護仏について、以下の記事を参考にさせて頂きました。ありがとうございます。
    https://news.infoseek.co.jp/article/joseijishin_1698445/
    https://www.shikoku88.net/88blog/?p=970





サポート頂ければ光栄です!記事を充実させるための活動費, 書籍代や取材のための交通費として使いたいと思います。