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ぱんだごろごろの「読書案内」

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ぱんだが読んでおもしろかった本、皆様におすすめしたい本をご紹介します。 「気位の高いひと」が出てくることが多いけれど、出て来ないことも・・・?
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#気位の高いひと

「松平家 心の作法」――気品を身に付ける方法

こんにちは、ぱんだごろごろです。 先日、娘から薦められた本を読んだところ、内容のほぼすべ…

気位があるかないかで生き方が変わる――里子と殿村夫人

こんにちは、ぱんだごろごろです。 今日、取り上げるのは、共通点がありながら、異なる生き方…

「智子さん」と「朝子さん」の美女対決!

こんにちは、ぱんだごろごろです。 常日頃考えていたことなのですが、小説には、様々な美女が…

大人のための恋愛小説~「時雨の記」

こんにちは、ぱんだごろごろです。 私、ぱんだも人生の秋の時期を迎え、物思うこの頃です。 昨…

育ちの良い箱入り娘と自由奔放な小悪魔~「あのこは貴族」と「アッコちゃんの時代」

こんにちは、ぱんだごろごろです。 今年の冬は寒いですね。 コロナのせいで、外出を控えている…

新刊が出たら、迷わず購入しています、ぱんだごろごろお奨めマンガ五選!

こんにちは、ぱんだごろごろです。 流行には疎いが、一度好きになったものには徹底的に喰らい…

「気位の高いひと」が出て来ない作品――「終りなき夜に生まれつく」アガサ・クリスティ

アガサ・クリスティの長編小説「終りなき夜に生まれつく」は、彼女自身が選んだ自作トップ10に入る作品ですが、他の作品と違って、特に引っかかるところもなく、すらすらと読んでしまえる小説です。 そういう意味では、クリスティがメアリー・ウェストマコット名義で発表した、ミステリーではない、通常の心理小説の方に似ているように思います。 そもそもトリックらしいトリックがなく(ここで、「ない」と言い切ってしまうと、間違いになるのですが)、殺人方法にしても、「こんなやり方なの?」と言いたくなる