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あれから2年たちました

2020年3月7日
渡航先のNYから日本に戻ると全てが一変していた

NYへ行ったのは国連本部で開催される世界女性会議で
記号カラダンスのワークショップをやるため
現地で開催中止を聞かされた時はまだコロナの恐ろしさを
あまり理解してなかった

N.Yでの最後の夜
現地の友人とブロードウェイの登り階段に座り
眩しいくらいのネオンをみながら
「来年も必ず来るからね」なんてセンチメンタルにひたりつつ、
周りの人たちもわんさか写真を撮っていて
みんな笑顔でわきかえっていたのが嘘のよう

なんとなく日本の状況はきいていたが
帰ってみるときいていたよりもヒドい
電車も道も人どおりがほとんどなくて
東京なのに生活音が消えている
トイレットペーパーがない、食料品も少ない

こりゃ、大変なことになったぞ

むこうに滞在中も続々と仕事のキャンセルの連絡が
来ていたけど
まさかこんなに先が見えなくなるとは

落胆していた私のもとに
大阪でお世話になっている仕事先から
「オンラインでくはっちのダンス続けてほしい」と
連絡が来たときのあの感動は今でも鮮明に覚えてる

いまも凹む事があるたび、いつもこのことを思い出す
あの連絡がなかったら私はどうなっていたかな
ダンスから離れていたかもしれないな
人生ってすてたもんじゃない、まだまだやれることがある
と教わった

月に2回のダンスワークショップ
公共施設はすべてクローズだったから、公園の片隅や
駐車場の空きスペースを探して
PCの向こうにいる大阪のみんなと一心不乱にひたすら踊りまくった
真夏の炎天下のなかでも、大笑いしながら公園で踊る
コロナの閉塞感に比べればワークショップの時間は天国だった

パソコンに向かって踊るわたしをみた子どもたち
が集まってきて
「パソコンの中の人たちと踊るのおもしろい」と
一緒に踊ったこともある

それから2年の間に、波が何回か来て施設がクローズしたおかげで、
いまでは屋外どこでもワークショップをやる自信がついた

コロナが人生を振り返らせてくれた
何が不要でなにが不可欠かを選びとるチャンスをくれた
理屈や常識じゃない、自分の感覚を信じて目の前にきた波に
飛び乗る
人に感謝し謙虚に生きていければそれでいい

と、ここまで前置きが長くなりましたが
大阪の仲間たちは、いつも私に人生そのものを教えてくれる人生の師です
大好きで愛おしくてたまらない人たち

2020年は中止になった大阪城野外音楽ステージ
で開催しているバリアフリーイベントつながらーとが
今年リベンジ開催予定

記号カラダンスももちろん参加します
大好きな大阪の仲間たちとオンラインでの練習も
始まりました
ワクワクが止まりません

人生はいつでも山あり谷あり
転げ落ちても起き上がってまた進む
泣いたり笑ったり出来る人生を楽しみたい
最近特にそう思う日々です

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