大寒

今朝は、大寒と呼ぶに相応しい程冷えきった、見事な冬晴れであった。凛と澄んだ空気が肌を刺す。道端には、未だそこそこの高さの雪が解け残っており、太陽の光を受けてきらきらと美しく輝いていた。

こんな日と言えば、とひょいと雪の上に乗ってみる。凍てついた雪は、少し沈めどもしっかりと身体を支えてくれた。そのまま歩を進めるとザッザッと小気味良い音が辺りに鳴り響く。
月の上を歩くのもこんな感触だろうか。晴れ渡る空の下で自然に笑みが溢れ、不思議と心も軽くなった。


大寒(だいかん)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?