僕なりのバーチャル
今回は僕なりの「バーチャル」について、noteが募集しているテーマ「#はじめてのインターネット」を軸にまとめます。
バーチャルとは
まずはいつも通りその言葉の定義から。今回はインターネット上の辞書「Weblio辞書」から引用します。
バーチャル【virtual】
[形動]実体を伴わないさま。仮想的。疑似的。
現実そっくりに作られ,あたかも現実の世界であるかのような様子。
バーチャルを現実世界のように見せるVRが一般化して誰でも利用できるようになりましたが、今思えば僕が初めて出会ったバーチャル空間はリアル空間とも言えるような世界で、僕はその頃から本当のVRを体感していた気がします。
初めてのインターネット
僕が初めてインターネットに出会ったのは、(覚えている限りで)小学3〜4年の頃(ちょうど2000年くらい)でしょうか。その頃に小学校の各教室に1台ずつPCが置かれるようになりました。そこで出会ったのが「Flashゲーム」。時代的にはモナーなどの顔文字(AA)が出てきたあたりだと思います。
今の若い人にはもう当たり前過ぎて逆に馴染みがないかもしれませんが、あの頃はブラウザベースのゲームというのが物珍しく、公共機関に置かれている民間人が利用できるPCで、セキュリティを潜り抜けてPlayしていたのを覚えています。
それまでスーパーファミコンや64、Playstationしか知らなかった僕にとって、それはとても衝撃的な出会いでした。
今思えばその瞬間から僕の中でも情報化人生(社会)がスタートして、インターネットにダイブして世の中の情報を簡単に手に入れられる手段があったのですが、そこに気がついたのはもう少し年が過ぎた頃でした。その頃はインターネットというものを意識的に理解できていたわけではなく、そこからリアル世界の繋がりに発展するとは考えていませんでした。
そういう意味で僕にとっての初めてのインターネット(インターネットを理解して利用したの)は、中学1年の時のオンラインゲームとの出会いだったのかもしれません。
オンラインゲーム≠バーチャル
2020年には世間に受け入れられてきたオンラインゲームの世界も、僕が中学生の頃は「地味な」「陰気な」人(いわゆるヲタクと呼ばれていた人)がやるイメージでした。だから思春期真っ最中の僕も友達以外には隠していましたし、オフ会などに誘われたとしても一緒の集団だと思われたくなくて断っていました。(開催されるのがほとんど東京で、僕みたいな地方在住の中学生には難しかっただけなのですが。。)
でもそのオンラインゲームというバーチャルのような空間で出会った人は実在していて、リアルとは多少異なる部分はあるとしても、その空間の中では確かに知り合いであり、友達でした。なので「バーチャル」というのは一見仮想的なものであっても、その仮想空間の中での人との繋がりだったりできごとはリアルに起こっていて、その全てが仮想的なものとは言えないと考えています。逆に何を持ってリアルとするのかも難しいところで、人と人との繋がりは実際は赤い糸のようなもので繋がっているわけでもないので、それらも全てバーチャルと考えることもできます。
バーチャルとリアルとインターネット
今やバーチャルもリアルも混在していて、その境界線は難しくなってきています。それを難しくしたのがインターネットだと思います。インターネットによりバーチャル世界でも人は出会うことができるようになり、バーチャル世界の中でもコミュニティを築けるようになりました。きっとリアルからバーチャルが創造され生まれるのではなく、バーチャルがリアルを作っているのです。
それを教えてくれたのが、インターネットでした。
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