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九星気学で読む参院選

この投稿は「九星気学で読む参院選(序)」の続きの記事になります。
よろしければこちらもご覧くださいませ。

みなさんこんにちは。気学Style 西島です。

今日は七夕ですね。
普段慌ただしくしておりますとこうしたイベントごとをゆっくり楽しむということもなかなか忘れがちになってしまいます。
実際、今年はそんな余裕もないほどに年明けから息をつく暇もなくいろんなことがありました。

何かが少し落ち着いたかな…と思うとこの間のKDDIのような事件が起こって参ります。
五黄土星の年はほんとうに荒れますね。

さて、いよいよ三日後に迫って参りました参院選。
政見放送などをみておりますと、ほんとうにいろんな方がおられるなと思いますと共に、政見放送のつくりも「いまどき」のものになってきているなと感じます。
そこはかとなく、YouTubeの影響もあるのかしらなど思ってしまいますね。

そんな今回の参院選、結果はいかがなりますでしょうか。
前回に続き九星気学と、易を少し使ってみてみたいと思います。

前提条件0)どの政党にも肩入れはしていません

最初にこのコラムを書くにあたって、私はどの政党にも肩入れしておりません。

また、当然ですが、
「〜〜党に入れて欲しいから印象操作をする」
などと言ったこともしておりません。

そういう意味では、分析の先入観になるような、市井の評論家の選挙動向分析などの情報も仕入れておりません。

選挙関連の情報で見ているものがあるとすれば、テレビをつけていて時折目にする政見放送ぐらいのものです。

気学を用いて数字的に分析してみるという実験的な試みを楽しんでおりますだけですので、皆様もどうぞお楽しみいただけましたら幸いです。

前提条件1)党首の「本命+傾斜&同会」でみる

今回はほんとうにいろんな候補者がいらっしゃいますが、基本的にその党の勢いは党首の勢いで見てゆくというふうにして考えてゆきます。

そして、その勢いについては、一般的に運気の流れを見てゆく上では
「本命星」と「傾斜」で見て参ります。

ですので、党首ご本人の勢いはこの二つの星を勘案して考えて参ります。

そしてこれに加え、今回は同会の星も勘案してみようと思います。

同会はその人のご縁を示す星です。その人を支えてくれる星と言っても良いでしょう。
「本人が調子が悪くても周囲の人の支えで成果が上がる」
などということもございますが、「同会」とはある意味「周囲の支え」を示すものでもございます。

ですので、今回は

・「本命星」+「傾斜」即ち「自力」
・「同会」即ち「ご縁(他力)」

という、二つの勢いを勘案してみてゆきます。
党首が不調でも周囲の支えがあれば意外と善戦するかもしれませんね。

前提条件2)ポイント制

今回はたくさんの要素を見てゆきます。
一つ一つを言葉で説明してゆくのも望むところなのですが、しかしながらそれではとても文章が長くなって訳が分からなくなってしまいそうです。

ですので、今回は少し怖いのですが思い切って全てポイント制という形で数字的に見てみることにします。

・「勢いポイント」

星が盤面のどこにいるかによって勢いを判定してゆきますが、今回はその勢いの指標を「勢いポイント」としてみてゆきます。

九星は後天定位(上図)のどの位置にいるかで勢いは当然変わってきます。
図で言えば「一」、即ち一白水星のところにいるようなら「坎入」しているわけで勢いはかなりゆっくりになるでしょうし、逆に「四(四緑木星)」「五(五黄土星)」の上にいる時はパワーがあります。

この観点から、今回はそれぞれの星が、年盤・月盤のどこにいるかで1〜7点までの
7点満点で「勢いポイント」を設定して考えてゆきます。

なお「勢いポイント」は前回ご覧いただいた、

2022年 年盤
選挙の月 7月の月盤

これらの両方の図に基づいて考えて参ります。

例えば、
・年盤において、維新は一白水星の上にいますのでポイントは1点
・月盤において、NHK党は五黄土星の上にいますのでポイントは7点
…という具合です。

このようにして、各党党首の持つ「本命星・傾斜・同会」それぞれの星に「勢いポイント」をつけてゆき、これを最終的に総合してみることにします。

・影響と按分1(年盤と月盤の影響比率)

今回は、年盤と月盤を両方見ながら考えてゆきます。

しかしながら、「そのタイミングでの勢い」という考え方もございますので、
年盤と月盤で表される勢いは比率的に必ずしも五分五分(あるいは同程度)ではなかろうと考えることにします。

そこで、年月総合のトータルの勢いを考えるにあたり、

年盤の占める影響の度合いは 4割
月盤の占める影響の度合いは 6割

として考えてゆきます。

・影響と按分2(自力とご縁(他力)の影響比率)

また、トータルの勢いを考えるにあたり、上で述べました

・「本命星」+「傾斜」:「自力」
・「同会」:「ご縁(他力)」

…の関係に関しましても、選挙戦であるだけに自力の強さは大事であろうと考えます。

そこで今回は試みといたしまして、
自力・ご縁をトータルして見る時に、その占める割合を

・「本命星」+「傾斜」=「自力」の占める影響の度合いは 7割
・「同会」=「ご縁(他力)」の占める影響の度合いは 3割

として最終的な数字を弾き出してみることにいたします。

よろしいでしょうか。
では、以上の条件をベースに、各党の勢いを数字にしてみてゆきましょう!

**表の用語説明**

これから出てくる表において

・年盤廻座:年盤で本命・傾斜・同会などの星が乗っている星を示します
・月盤廻座:月盤で本命・傾斜・同会などの星が乗っている星を示します

例えば、本命が七赤金星で、月盤廻座が六白金星となっている場合、
本命の七赤金星は六白金星の上にいることを示します。

それでは、まいりましょう。

自民党

勢いポイントは7点満点であることにご注意ください

まず自民党です。
自力だけで見てみますと、本命は特に月盤では六白金星の上にいて申し分ありません。
しかしながら傾斜の九紫火星が月盤では八白土星の上にいます。
表立っては勢いはありますが内面的に少し壁に当たった感がありそうです。
そして同会というご縁が月盤で坎入していたりと、ご縁が少し弱い感じがあります。

結果、総合ポイントは3.2と少し低調な数字におさまりました。
これを百点満点に換算しますと45.4点となります。

岸田総理の本命と年盤でもって易の視点で見てみますと、今月は公明正大に、かつ思い切って課題に大鉈を振るうと良いという月周りではあります。

ですので、現在なにか世間に暗い影を落としている問題に関して、
「さすが岸田総理!」
と言わしめる解決を世に見せつけることができればかなり世論は自民党に傾くとは思うのですが、残る3日でいかがなりますでしょうか。

破壊と暗剣殺・総評

月盤で本命のいる位置に暗剣殺、傾斜のいる位置に破壊がついています。
苦戦気味の選挙の中、一発逆転もあり得ますが、思いがけず議席を減らす可能性も同じくございます。
普通に考えれば本人の想定外の議席数(減るという意味で)になる可能性が高いです。
が、増えるようなら岸田総理をちょっと見直しても良いと思います。

立憲民主党

(以降、本命・傾斜単体の年月総合のポイントは割愛します)

勢いポイントは7点満点であることにご注意ください


さて立憲民主党ですが大枠として党首が流れの変わり目に差し掛かってこられている感がございます。
流れの変わり目は勢いもスローダウンいたしますが、月盤で傾斜が六白金星の上にいますので、これからに向けてやる気は強そうです。

しかしながら全体的には自力もご縁もやや低調で、総合ポイントは3.3と、自民党と同じくらいという形です。
100点満点では46.4点。

今回の選挙では思うほど議席は伸びないのかもしれません。
特に月盤において本命星を易で考えてゆきましても今月は
「損して得とれ」的なな流れにおられます。

議席は逆に減るのかもしれませんが、その代わり先々何か得るものがありそうです。

破壊と暗剣殺・総評

傾斜に暗剣殺がついています。自分の奥に眠るパワーが思ったほどでないのか、思った以上に出てくるのか。「殺」方面で考えますと、思ったより踏ん張りが効かなかったということもありそうです。
易的に見ましても、議席が増えるのは期待薄で、少し減らしてくる可能性が高そうに思えます。

公明党

勢いポイントは7点満点であることにご注意ください

そして公明党です。
さすが安定の公明党…といいますか、今回の選挙時期において調子は良さそうです。

基本、本命の調子は良いのですが、傾斜がすこしその勢いにブレーキをかけていることが見て取れます。
しかしながら、代表を取り巻くご縁がだいぶ好調ですので、その部分がフォローしてくれている感があります。

結果、総合ポイントは4.4。
百点満点に換算すると63.3点ということでこれまで見てきた中では良い数字ですね。

易の観点から見てみますと、今月は党首が明るく動いてゆくことで皆が盛り上がってくる流れがあります。難しい理屈を並べるよりも積極的に動き回って明るい人となりを出してゆけば良い結果が出るでしょう。

破壊と暗剣殺・総評

月盤で傾斜に暗剣殺がついてはいますので、少しぎくしゃくとした流れを感じておられるかもしれませんが概ね好調だと思います。自力もそこそこ、ご縁も好調ということですので、今回の選挙では「自民が不調でできた穴を公明党が埋める」などという事態も濃厚に感じます。

日本維新の会

勢いポイントは7点満点であることにご注意ください

維新の会は党首ご本人が今年は坎入ということでいろいろ大変なこともおありだと思います。7月にあっては一時的に脚光も浴びますので、ある意味良い時期に選挙なのかしらとも感じられますね。

実際のところ本命・傾斜を見てゆきますと、その全てが「流れの変わり目」に関わる星の上にいますので、自力的な勢いとして捉えるとあまり選挙向きではないかもしれません。
しかしながらご縁の部分、即ち同会がかなり調子の良いところ(最高得点)にいます。こういう言い方は失礼ですが、「ご縁で闘う」選挙になるのかと思います。

結果、総合ポイントは3.7と、自民党を少し上回ります。
百点満点換算では53点。

易の視点で7月を見れば、ある意味、「形自体は仕上がっている」という状況におられます。
これまで通りの選挙の戦い方はある意味完成を見ているのであろうと思いますが、一種頭打ちになっていることも予想されます。大きな動きのでない時期でもあります。

破壊と暗剣殺・総評

本命の年盤での坎入、月盤では傾斜に破壊がついており…と、ご本人としてはままならない感のある戦いを経験されておられそうです。ただその分維新を期待する声もたくさんありそうですから選挙で大きく失敗することはなさそうです。議席はご縁の感じからしてやや増えるのかしらという所感を受けます。大躍進とまではいかないでしょう。

国民民主党

勢いポイントは7点満点であることにご注意ください

さて意外に良いのが国民民主党です。
月盤・年盤において本命・傾斜の位置がとても良いですね。

ただ、ご縁の部分が7月は坎入してしまっておられますので、周囲の動きと自力のテンションに少しギャップを感じてしまいそうです。
そういう意味で、トータルの自力は好調なのですが、思うほどご縁が広がらないといった感じでしょうか。

それでも総合ポイントは4.2点。百点満点換算で60.4点と、
ここまで出てきていた自民・立憲・維新を上回ります。
選挙においては結構好調な戦いをするのではないでしょうか。

易的に見ましても、月盤での廻りあわせはどんどん物が増えてゆく流れにおられます。
良い時期の選挙なのではないかと思います。

破壊と暗剣殺・総評

表立って破壊や暗剣殺も特になく、自力に関しては申し分なしと言ってもいいでしょう。ただ、党の印象のせいかご縁の方が手薄な参院選です。大躍進とまではいかないものの、自力・実力からのがんばりで世間にPRし、議席を伸ばすのではないでしょうか。

日本共産党

勢いポイントは7点満点であることにご注意ください

共産党は苦戦しそうです。
維新の会と同じく、党首の本命が坎入する年周りであることもあるでしょう。
一方、内面を示す傾斜はそこまで悪くない分、維新よりまだましに見えるのですが、
ご縁を示す部分が維新ほどにパッとしません。
これに関しては維新が良すぎたと言えますが、いずれにしましても自力・ご縁(他力)がなべて控えめな流れにあります。

結果として総合ポイントは3.1。百点満点では44.1点と、今回の選挙は少し苦戦しそうですね。

月の巡り合わせを易で見た場合、維新と同じくこれまでの動き・形が出来上がりすぎていて大きく飛躍するには身動きが取りづらく、変化を起こしづらいい状況もございます。

破壊と暗剣殺・総評

ご本人としては本命が坎入するという年の選挙で大変さがありそうです。
共産党にとっては、時期的にこの7月の選挙はどうも一年の勢いがちぐはぐな、微妙な時期の選挙であるようです。自力・ご縁も全体的にトーンダウンしていますので、今回の選挙は苦しそうです。議席は現状維持もしくは減らしそうな予感があります。

れいわ新選組

勢いポイントは7点満点であることにご注意ください

立憲民主党の泉代表と同い年の山本太郎代表です。
立憲と比較すると自力のスコアが少し落ちるのは内側のパワー、即ち傾斜が泉氏と比べて弱いためですね。7月は傾斜の方が坎入しています。

しかしながらそれを補うようにご縁が維新と同じレベルで好調な数字を叩き出しています。本人の勢いが弱めでも、ここ一番の時期にご縁に恵まれるというのはやはりお人柄なのでしょうか。

結局、総合ポイントは3.8、百点満点換算では54点と、立憲を上回る結果になりました。

ただ、月の巡り合わせにおいては易的な視点で立憲と同じく「物事が減る」巡り合わせにおられます。議席は減る可能性は高いものの、その場合は単純な後退ではなく今後を見越した何かあっての後退になるのではないかと思います。

破壊と暗剣殺・総評

傾斜が坎入する時期の選挙であることもあり、十分力が出しきれない可能性も高いです。が、その分ご縁に救われそうです。可もなく不可もなくいつも通り…よりは、易で見たところで減る動きがございますので、議席数は取れないかもしれません。

社会民主党

勢いポイントは7点満点であることにご注意ください

社会民主党はどうでしょうか。
福島代表の星ですが、年盤で傾斜が坎入していたり、月盤で本命が八白土星という停止・変革の星の上にいたりと、どうも一筋縄ではゆかなさそうな流れを感じます。
そういう意味では自力は7月は少し低調な印象を受けます。

ただ、ご縁の面は最高です。
政治家になられる方はやはり「持っている」のだなと、改めて感慨深く感じます。

総合ポイントは3.7。百点満点換算では53点と、低めの点数ではありますが意外にも自民・立憲を上回っています。衆議院選での雪辱なるでしょうか。

易的な視点では、7月は変化を迎えるタイミングでもあります。
今いる場所をふらっと離れるという示唆もございますので、この選挙を転機に党首に動きがあるかもしれませんね。

破壊と暗剣殺・総評

月盤で本命に破壊がついています。思いがけず足が止まってしまいそうな予感がありますことから、今回の選挙では議席数を失う可能性も高いです。ご縁の部分が強力ですので、どこまでこのご縁を生かせるかが勝負になるでしょう。
なお、選挙の結果によっては党首変更まであるかもしれません。

NHK党

勢いポイントは7点満点であることにご注意ください

ここにきて最高点を叩き出したNHK党です。
どの星をとっても廻座している位置はかなりいいところにつけています。
特に7月は立花氏の星六白金星は中宮にやってきますので、この勢いと合わせて鑑みますと、今回の選挙の「台風の目」にさえなりそうです。

実際、NHK党においては立候補者数も多く、この立候補者が意外と他の党の票を食って一波乱起こしてしまいそうですね。

総合ポイントは最高の5.6。百点満点換算でも79.9点と群を抜いています。
様々な性格の候補者を立てた影響は意外と大きく出るかもしれません。

勢いは強いのですが、易で見ますと意外にも7月は「前進する」流れの月ではありません。勢いは強いものの場合によっては「もの分かれ・撤退」の流れもありますので、不思議な動きをしそうです。

破壊と暗剣殺・総評

今年今月、どの星にも破壊や案件という影ははっきりとついておらず、すっきりしたものです。
強いて言えば7月は中宮に本命が座りますので、五黄土星の上であるとは言えましょう。選挙が近付けば候補者に任せて自分は前に出ないのが良いでしょう。
党の性質・印象上議席を獲得するかと言えば「そういうこともあるかもしれません」なのですが、今回の目標である「選挙区での合計得票率2%」には届きそうですね。

「選挙の勢い偏差値」と、まとめ

以上、各党ごとにその勢いを数値化してみてみました。
いかがでしたでしょうか。
最後に改めて百点満点換算の点数を一覧で見てみましょう。

点数、偏差値をまとめてみましたが、点数の高い順に並べるとこのような感じになります。改めてNHK党が頭一つ抜けていますね。

総評

偏差値50以上、つまり勢いが平均点以上の政党は実に
「NHK党・公明党・国民民主党」
…の3党のみという結果です。これらの党はきっと議席を増やしたり、目標を達成することでしょう。

一方で、「共産党・自民党・立憲民主党」といった、ある意味古株の3党がワースト3になっている状況はとても興味深いものがあります。
今回の選挙では苦戦が見込まれますし、議席もマイナスになる可能性が高いです。
もしその中で例えば選挙結果に「自民大勝」の文字が躍るようなら、岸田総理はなかなかやり手であるのだろうと思います。

そして真ん中の3党。偏差値が50に一歩足りなかった、「れいわ新選組・社会民主党・日本維新の会」の各党ですが、これらにとってはある意味いつも通りの選挙であるのかもしれません。
議席は多少減ったり増えたりというところでしょうか。

トリックスター・NHK党

今回トップであったNHK党はその性質において他の政党とは少し異なります。
政治目的よりも「対NHK」の色合いが濃い政党ですので、党首も言われるように当選は目的ではありません。

議席を取るよりもむしろ「政党要件を満たすこと」を主旨とする今回の選挙にあって、彼らの存在は文字通りトリックスターです。

「少しでも多く票を取れさえすればいい」わけですから、
今回の選挙では話題性のある、あるいはキャラクターの濃い立候補者を立てて、ある意味目立って面白いから票を入れてもらう
…的なスタンスであるように見えます。

つまり浮動票をはじめとして、今の政治状況に倦んだ層が面白がって投票し、普段なら他所の政党に気まぐれに流れていた票がここに喰われてしまいやすい状況があるでしょう。

そして他の党は地味にその影響を受けてゆきますでしょうから、
きっと今回の選挙は「躍進を狙う」という意味においては各党の思惑通りにはならないことでしょう。

実際のところ、NHK党は先にも述べましたようにその候補者において当選自体をさほど狙っておりません。
であれば、もし当選してもその数は少ないだろうと思います。

もちろん当選すればそれはそれでよしでしょうが、そもそも今回の政見放送などでも
「当選よりも政党要件の確保」を党首が謳っておりますから、候補者も
「議席を得ることが第一!」とまでは思っていないことでしょう。

であれば、選挙が終わり、「政党要件を満たす」目標を達成して気持ちよく「勝利」を手に収めるのはNHK党になる気がします。

好調とは言え候補者は少ない公明・国民民主

一方、公明党・国民民主党は確かに好調です。

しかしながら、両党とも立候補者数はいずれも20人とすこし。
ですからこの2党に関しては、議席を増やしたと言ってもそれがいきなり50や100に増えるわけではありません。

議席が増えるという意味では今回の選挙はこの2党にとっては嬉しい選挙でしょう。
ですが、今回の選挙では大局をドラスティックに変えるほどの影響は与えなさそうです。

議席は減っても知れている

そういうわけですので、勢いのあるNHK・公明・国民民主がいかに議席を獲得したとしても、結果的にその議席は多くてもトータルで「+30」ほどのものでしょう。

逆に言えば、他の党が失う議席も合わせてその程度だというわけです。
実際今回の選挙では主だった9党以外は見ていませんが、
今回も計算を簡略化するためその他の党はなかったとして計算してみますと、

・仮に議席が上位3党に「30席」取られたとして

・残り6党で平均して考えると、各党では「−5」席程度の話になります。
(実際は今の議席数で按分して考える形になるのでしょうが)

そう考えますと今回の選挙では、さほど大きな波風は、既存政党の間では起こらないのかしらと予想できます。

自公連立

確かに自民党の勢いは低調です。
しかしながらその分公明党が良いですね。

多少自民党がヘマをしても、公明党がその穴埋めをする形で結局今のままという感じになるように思えます。
(よほど自民党がやらかしてしまうと危ういですが…)

なお、公明党が現在「28議席」です。
これが、例えば今回「5議席」増えたとしますと、「33議席」になります。

そうなりますと、参議院の過半数は単純計算で「125議席」ですから、
自公連立で過半数を取るためには

125−33=92議席

ということで、自民党は「92議席」取れれば結果一応過半数となります。

現在の議席が自民党で111議席なので、最悪19人ぐらいは減っても大丈夫なのですね。
(議席が減ったことで党内ではいろいろあるかもですが)

今回、対立政党もその多くが低調な勢いの傾向にあることから、自民党・公明党が過半数を取るためのハードルはさほど高くないように思えます。

結果、一部の党は嬉しいものの、全体的には議席の大枠はさほど変わらず、
多くの党において「思ったほどうまくいかなかった」感が強めな選挙になるのではないかと予想します。

さいごに

今回は九星気学の「星の勢い」という観点で選挙を見てゆきました。

・そのタイミングにおける年盤と月盤の影響の程度
・自力とご縁の配分具合

など、パラメーターの設定がこれで良かったのか、検討の余地はまだあるかもしれませんが、今回はひとまず上にまとめたような形で分析してみました。

正直なところ、星を見るまでNHK党など特にあまり深く考えていなかったのですが、実際に数字で見てみると面白く感じますね。

実際にこの予想を持って、選挙戦がどうなってゆくかを見守ってゆきたいと思います。
今回の結果はあくまで「気学的な一つの見解」にすぎませんので、
皆様におかれましては
皆様が政治にどのようなことを期待し、そしてどの政党がしっかりやってくれそうかをしっかりとお考えのうえ投票をなさってくださいね。

私もしっかり立候補者・公約を見てどの政党に、あるいは誰に票を入れるのかしっかり考えてゆきたいと思います。

今回は長文でしたが、ここまでお読みいただいてありがとうございます。


おまけ

最後におまけとして、「自力のみ」で考えた場合の勢い偏差値を載せておきます。
「自力+ご縁」と結構違いが出ています。
この辺りを比較しながらもう一層考察を深めてみるのも面白そうですね。
時間がたっぷりあればよいのに…

・自力のみ偏差値

・自力+ご縁(再掲)


次回の投稿は7月13日です。

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