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サウナタイムでやったSEO Vol.2

さて、前回の話では、


・SEOとは?
・コンテンツ量も大事


といったことをとてつもなく、簡易的に話しました。

そこから‥


サウナタイムとしては、リリース時点では諦めた全国のサウナの検索機能をつくることで、検索結果ページの量産をする、といったことをしました。

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※最初はこだわり検索ありませんでした。


が、それでもサイトのトラフィックは、鳴かず飛ばず‥
それでも、諦めずに日々GA(GoogleAnalytics)でトラフィック状況、GoogleSearchConsole(以降サチコと言います)で、サイトへの流入の検索クエリ(検索ワード)を見ていると、2つの大きな発見がありました。



1. 検索機能で検索結果ページを量産したものの、インデックスがあまりされていない

2. 「サウナ 入り方」というキーワードでのサイトへの流入が多い


ここで、いきなり、容赦なく、「インデックス」等の用語を使ったので、少し寄り道して用語の説明をします。

通常、Googleの検索結果に特定のサイトが掲載される流れは、以下のような流れになります。

1. Googleのクローラー(WEB上を徘徊するbot(ボット)プログラム)が、自分のサイトを訪問。

2. クローラーがページやサイトの内容を収集

3. 問題なければ、収集したデータをGoogleのデータベースに登録(早い場合即時で登録されます)

4. その収集した、内容の評価をして、特定の検索ワードの場合に、Googleのさじ加減で掲載順位を決め、掲載する

大きくは、こういった流れでページがGoogleの検索結果に表示されるようになります。

特定の検索結果の表示されるには、インデックスされた上で、評価が高くないと、なかなか検索上位(1ページ目)には表示されません。
3で言うところの、「Googleのデータベースに登録される」=インデックスされる、と言います。



さて、以下の2つの発見に話を戻し、一つずつ深掘っていきます。


まず、


1、多量の検索結果ページを作ったものの、あまりインデックスされていない

これが、なぜ起きたのか。通常WEBページで検索結果にむしろ載せたくない or 乗せる必要がない場合、そういった指示を、クローラーに明示することができます。つまり、それにより、検索結果に載せないようにすることができます。


しかし、今回のサウナの検索結果ページでは、そういった措置は講じていませんでした。では、なぜ、インデックスされないのか?


上のとおりであれば、クローラーが適当な頻度でサイトには来てはいるが、クローリング(サイト内を遷移すること)がしにくい状況になっていないか?、それによって、


つまり、クローラビリティが悪い状態になっていないか‥


と考えました。



確かに‥検索によって、多量の検索結果ページのを作ったものの、最初は検索ボックスにフリーワードを入力する形でしか、検索ができませんでした。(当時はまだまだいろいろ足りてなかった(汗))

おそらく、そこまでのことはクローラーにはできません。

言い換えると、クローラーがサイトを訪問し検索結果ページに到達するには、非常に効率が悪いです。


また、クローラー訪問時に何をするのかというと、基本的にwebサイトのhtmlを、解釈して、どこに何があるのか、どんな画像かあるのか、どんなリンクがあるのか、といったことを見ていきます。つまり、情報収集。


これが、うまくできていないのではないかと‥


では、どうしたらよいか?


これは、サイト内に適切にリンクを設置する、です。
※クローラーが、検索ワードを入力して‥といったことはしないので‥

たとえば、

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こんな感じで。

こうすることで、クローラーがサイトを訪問した際に、リンクを辿って、このサイトには各地のデータがまとまっている。しかも都道府県の下には各市区町村別のサウナ一覧のリンクもあることで、情報が構造化されていることもクローラーに伝わります。サウナタイムの場合各地の路線データもあり、各駅別の近距離サウナ検索もできます。


いずれにしても、リンクを貼ることで、全国のサウナ施設のデータが、あるということがクローラーに適切に伝わるようなります。


結果的に、こうしたことで、インデックスは大幅に改善されました。以降下記のようなGoogle検索でサウナタイムのページが多く1ページ目に現れるようになりました。
まだまだ、地方は順位が低いですが。

・サウナ x 地名(都道府県、市区町村

サウナ x 駅(路線)


上述で、クローラーに対してと言っていますが、よくよく考えてみれば、こういった作りにするのは、普段ユーザーのことを考えて、つまり、検索するときのユーザーの利便性等を考えるのと何ら変わりはありません。


SEOのことを、調べると確かにテクニカルな面も有るので、絶対的なやり方があると思われがちですが、それは違います。

基本的にはユーザーのためになるように、
わかりやすさだったり、使いやすさだったり、普通にプロダクトが作れていれば、それゆえに、自ずとトラフィック(アクセス)も集まりますし、Googleの評価も上がるため、検索順位も上がります。

※この点は今後も言い続けます。


ということで、長くなってしまったので、次回は

冒頭の発見にあった、

「サウナ 入り方」という検索ワードでのサイト流入の伸び‥

ここから、どう次の手を考え打っていったのか‥次なるSEO施策、既定路線の変更等‥


少しづつ、サウナタイムの今の原型ができてきた頃でもあります。

ぜひお楽しみに😉



(‥続きはVol.3に続く...📝)

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