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ペーパーハウスが面白いよ!シーズン2

如何でしょう。
これをご覧いただけたという事は、ペーパーハウスに少々興味が湧いてきたとう事でしょうか。もう3日足らずで観ちゃったよという方もいらっしゃいますか。

ちなみに私は何徹、何ターンした事でしょうの民族でして、同族民。多そうです。

はじめましての方でしたら、シーズン1というかペーパーハウスの全体像含めまとめてみたのがこちらです。

一発目、5月間寝食を共に過ごしたアジトが警察にバレて捜査が入るところから始まります。

シーズン2は組織全体、各々が限界を感じ始めます。
毎話非常にスリル溢れ、ハラハラ度が加速していきます。アドレナリンガシガシ!情緒グラグラ!


理性から本能的になる

相変わらず恋沙汰が引き金となったり究極に追い詰められた精神状態から、メンバー内の信頼関係が危うくなっていきます。

「“愛情”ですって?ストックホルム症候群よ!」
〜1話目(ナイロビ、私情に浸ったメンバーへ)〜
「計画が大事でしょ?なら人生で一度くらい頭を使って考えて。この能無し女!」
〜2話目(ナイロビ、殺気づくトーキョーを説得するシーン)〜

傷つけ合いがエスカレートしたり支配欲が誇大化するなど、明らかに全シーズンに比べて切羽詰まっていきます。前作で聞くBella ciaoとは緊迫感が変動している。

うーん、個人的にはオスロとヘルシンキのシーンが苦しくてめちゃめちゃ切なかった。全シーズンの中で一番印象的だったなあ…と思います。


女性陣が更に強くなる

トーキョーが大暴れしまくります。笑
これは、見てほしい。

ナイロビはシーズン1でもそうでしたが、緊張状態の中でも中立を保とうとする強さのある存在。仲間内で亀裂が入りそうになった時、結束を促す説得力の最もある人物だと感じます。

ナイロビが人一倍計画に忠実なのは、この計画の先に強い望みがあったから。  彼女は理由もなく誰かに従うという事はしません。
信じたものを強く信じるだけ。男との戦いにも動じないほど安定感と迫力のあるシーンが特にたくさん見られます。

「私たち女は好奇心が強いの。逆上させたら怖いわよ。」
〜3話目(ナイロビ、内部分裂のシーン)〜

いや、シーズン2のナイロビめちゃめちゃかっこいい。

そして人質側のアリソンパーカーも結構個人的に好きでした。

「災難なのは事実。でも気づいたわ、食べ物が人を作るとね。クズを食べればクズになる。」
〜3話目(アリソン、不満の多いアルトゥーロへ歯向かうシーン)〜

ラウラ(ムリージョ警部自身)も家庭の複雑な問題を抱えながら解決に向かって必死に噛みつく。心のどこかで恋に堕ちてしまっている自分に酔いながら、そして闘いながら…


教授の二面性

あの手この手で、とこの作戦を遂行させるための手段は厭わない。まるで獣のような教授の顔が徐々に見えてきます。
狂気入り始める表情が幾度と出てきて、情の塊のようなものを感じる。

シーズン1では完全指揮役に徹していたものの、予想外な事が多々起こり始め圧倒的な知性をフル回転させて最強で最恐(狂)な教授が見られるでしょう。

視聴者としては「え、実際いつそれ用意してた?」的な小道具も多く若干のツッコミどころはありますが…まあこれも予想の一部だったのかと想像すると驚異だなーって感想です。

展開の加速度がハンパない

次々と紆曲する計画と失っていく仲間、理性。

誰の血も流したくない首謀者。社会に対する反抵抗勢力は一体悪なのか。

では善とはなにか。

そう、善悪が錯乱していくドラマを観るのも面白いし、そのうち繰り返せば繰り返すほど色々な角度から見えて、もはや悪は存在しないのではないかと感じてくる。

そもそも善悪の定義ってなにと。
各々にストーリーがあって、守りたい存在を持っている。誰もが無意識にミスを犯す。時間と共に紙幣は増えれど余裕はすり減る。
特に救えなかった人が出ますからね。

この先は、みてくれて!みてください!以上です。


最後まで見てくださりありがとうございます。
シーズン3についてもご紹介します。

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