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摂食障害のわたしが母親になって①


ダイエット歴を綴っています。
今日は振り返っていく中で
娘への想いを書き留めたいと思います。


わたしには、27歳のひとり娘がいます。



先日、noteのわたしの記事を読んだ娘が帰省した時に、
『ママのこと、全然知らんかった。過食嘔吐のこと。』
と、珍しく神妙な顔で言ってきました。



あーよかった…やっぱり気づかれてなかった…
と心からホッとしました。



彼女は小さな頃から本当にマイペースで、あまり女の子女の子はしていなくて、あっさりしているタイプだったので、とても助かっていました。



彼女が小学校へ入学する直前の数ヶ月間が、わたしの過食嘔吐が一番酷い時期で、どうすることもできない状態だったので、吐いていることを勘づかれていないかと、様子を伺っても、いつも天真爛漫。




赤ちゃんの頃から絵本が大好きで、その頃もよく、壁にもたれて足を伸ばした姿勢で、膝の上で本を開いて読んでいました。その姿が今でもとても印象に残っています。



本当に可愛くて可愛くて仕方ありませんでした。



27歳になった娘が神妙な顔で続けます。
『でもさーママってさー、顔もかわいいしさー、若く見えるしさー。やのに、なんでそんな風に自分のこと思うんかなって。わたしはさー自分が太ってても顔がフツーでも、そんな風には思えへん。
人に褒められたら、"でしょー?"って思う。』と。



過去の記事にも書いている通り、自己肯定感が低く、
自信のないわたしの小さな頃からの夢は
"おかあさん"になることでした。



きょうだいは作らず、ひとりだけを大切に大切に育てようと決めていました。出来れば、女の子で…と。



彼女のおかげでわたしの夢は叶い、とても豊かなものになりました。



"三つ子の魂百まで"を信じていたわたしは、彼女が3歳になるまで、身に危険が及ぶことを以外で叱ったことは一度もありません。
親戚が集まる食事会などで、テーブルに上ってキャッキャッしても、『はいはいはい下りますよ』と抱っこして下ろす、そしてまた上る。を何度も繰り返すことなどは多々ありました。
行儀に厳しい父に睨まれ、文句を言われようが、人から、えぇ?みたいな顔をされようが、わたしは貫きました。



3歳になって、きちんと話せば、きっと理解すると信じていたからです。



そしてその通りになりました。
その後、そのようなことでわたしを困らせることは、まずありませんでした。




彼女は自己肯定感が高く、体型がぽっちゃりしてきても、着たい服を着て、髪も色んな色にします。




面倒な時は毛玉だらけのヨレヨレのスウェットで電車に乗って、大都会へ出勤します。笑

眉毛全剃りのスッピンでも平気で、小洒落たお店にも行こうとするので、『お願いやからやめて』って言います。笑




"他人の目にどう映るか"よりも、
"自分がどうしたいか"を先に考える人です。



それゆえに、こちらがヒヤヒヤすることもありますが、
わたしは、彼女がこんな風に育ってくれて、本当によかったなと心底思います。



そして、喋りが面白いです🤣
東京に住んで、5年以上経ちますが、コテコテのまんまです。


自分で自分のご機嫌を取るのが上手で、良くも悪くもとても分かりやすく、すぐに顔に出るタイプです。



そして嘘がつけない人です。



あまりにもわたしとは対極にいるので、わたしは、彼女のような人になりたいと度々思うことがありました。




この子に愛が伝わるように


母親になった日から、これをテーマにして生きてきたと言っても良いぐらいです。


わたしは彼女がお腹に入った時から、現在に至るまで、ずーっと、彼女に愛を伝えてきました。
どれくらい大切な存在か、どれだけ愛しているか。

そして
あなたがわたしの元に生まれてきてくれたことが、どれだけわたしを幸せにしてくれているか。



親子だから、言わなくてもわかる。
なんていうのは、親のエゴでしかないと思っていたので。


愛があっても、相手に伝わらなければ意味がないと、そう思い、体現してきました。 



娘が幼い頃、近所の仲良しのママ友とお喋りしていた中で印象に残っていることがあります。


『ママ(わたしの愛称)って、他の人の目の前でも、〇〇ちゃん(娘)のこと、すごい褒めるよな?それってすごいよな。だから、〇〇ちゃんがあんな風に育つねんな。わたしも自分の子をちゃんと褒めるわ!』



補助輪なしで自転車を乗れるようになった時。
お友達におもちゃを貸してあげれた時。
ちゃんと、ありがとうや、ごめんなさいを言えた時。


彼女が頑張ったことは、どんな小さなことでも、
誰が見ていようが、そのまま
『すごい!頑張ったな!えらい!かっこいい!』


わたしの中ではごく普通なことでしたが、男の子を持つママ友たちは、照れ臭さから、なかなかできなかったようでした。
それはそれでとても微笑ましい光景でありました😌



可愛くて仕方ない存在なので、だいぶ大きくなってからも、ちょっとこっち来て!と呼び寄せ、よく抱っこしていました。




でも成長と共に、叱ることも増えていきます。
わたしはいつも本気だったので、叱る時は、鬼瓦ママに変身します。


普段、背中に『アンタ命』と書いているような母親が、鬼に変身するので、娘に、これはよっぽどしてはいけないことなんだなと思ってくれれば良いと思っていました。



でも彼女が大きくなるにつれ、自分が疲れている時やイライラしている時に、必要以上に怒りをぶつけてしまうこともありました。


言い過ぎた…やり過ぎた…


子を持つママたちが全員通る道ですよね。


振り返るとたくさんの想いがつい溢れてきます。
…また長くなってしまいました😅


そんな時にどうしていたかは
また次回聞いてくださいね☺️

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