ダイエット人生の始まり
ダイエットが続かないのは、意思が弱いからでも、卑しいからでもない。太るのには理由がある。
ということを50歳になったわたしは、分子栄養学を通じて学びました。
ダイエットに励んでは、暴食してしまう自分を責めて苦しんでいる方々へ。
食べてしまうのも
太ってしまうのも
【あなたのせいじゃない】
ということが
届くようにと願っています。
わたしは物心ついた頃から、体格の良い子どもでした。でもそれを自慢に思ったことななくて、『いくつ?え?大きいね!』と言われることがとても嫌でした。
そんな幼い頃から、体の小さな子を羨ましいと思っていました。
"小さい=かわいい"
"大きい=醜い(恥ずかしい)"
が早くから根底にあったようです。
幼稚園から小学生の間は、同級生より頭ひとつ分くらい身長も高く、とても嫌でした。自分は大きくてかわいくない。
5年生になる前の春休みに、太ももの外側に肉割れができていて、これは何だろうと思ったのを覚えています。
小学生の頃はまだ、気にしながらも、そこまで深刻には捉えていなかったと思います。
『大きいね!』と言われる度に、母は『でもこの子、そんなに食べないんです。ごはんもいつも一膳だけだし。』と言っていました。
そうなんです。そんなにモリモリ食べる子どもではなかったのに、どうしてそんなに太っていたのか。
もしかしたら、もうその頃から、わたしの身体の異変は始まっていたのかもしれません。
中学一年生で初のダイエットを始めたわたしは、食べるのをガマンすれば減っていく体重に、それはそれはときめきました。
その頃は154cmで53kgぐらい。周りはみんな40kg代…。
中学校入学後すぐの身体測定まで、あと数日しかない!50kgを切らなければ恥ずかしい!と焦っていたのを覚えています。
とにかく、少ししか食べなかった。
身体測定での体重はギリギリ50kgを切ることに成功し、嬉しいのも束の間。学校から帰ると、もうガマンの限界で、冷蔵庫の残りもので、白いごはんをかき込みました。
お腹は満たされても、その後に押し寄せる後悔…
これが、この後悔が、自己嫌悪感が、こんなにも長いお付き合いになるとは、夢にも思っていない、辛い長旅の始まりでした。
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