見出し画像

あなたが背負っているその責任は重過ぎてないだろうか?

今、社会人のあなたへ。

今の仕事を
どんな気持ちで始めただろう。

不安、
緊張、
ちょっとした希望、
ほんの少しの期待、

こんな感じだろうか。

もちろん
様々な状況の中で
どうしても
働かなければいけなかった人も
いるだろう。

仕事を始めた頃の
あなたを取り巻く環境や、
仕事を始めなくてはいけない理由によって

気持ちの持ち方が違うのは
当然のことだ。

この記事は、

仕事を始めた頃の
期待や希望が少しずつ
薄れ始めてきている人に
読んでほしい。

1.あの時の自信はどこへ?

あなたに問いかける前に、
私自身も仕事を始めた頃のことを
思い出してみた。

あの時の私は、
謎の自信に満ちていて、

自分さえ頑張れば
何でもできるような気がしていた。

今、思うと
あの時の自信は一体
どこから来ていたのだろうと
不思議に感じる。

しかし、この自信は
年数が経過していくごとに
なくなっていき、

今はゼロに近い。

決してゼロになったことが
悪いと感じているわけではない。

謎の自信がなくなったことで
自分という立ち位置を
俯瞰して見ることができるように
なったから。

2.見失った仕事への愛

けれど、
大事なことも一緒に
失ってしまった気がするのだ。

それは
仕事への「愛」だ。

仕事に対する
考え方はいろいろあると思うが、
自分の仕事を好きだと
感じられる時が、

ほんの一瞬でもあるかどうかで、
その人の人生の充実度が
変わってくると
私は感じている。

それなのに、
いつの間にか仕事への愛情を
私は失っていた。

決して
業務内容が嫌いだったわけではないが、

あまりにも自分が背負っている
責任が大きすぎて
動くことが怖くなってしまったのだ。

そう。

どんな仕事であっても
仕事には「責任」が生じてくる。

この責任の扱い方が非常に難しい。

特に、人の命に関わってくることに関しては
責任の所在がどこにあるかが、

現場では非常に重要となってくる。

例えば

私が児童福祉の現場にいた頃、
虐待を受けている子について

「このままだと子どもの命が危険だ。
 〇〇さんどうしますか。」

と他機関から言われることがあった。

このように
「どうしますか」と聞かれたら、
その時点で、
上司に相談しながら
自分が判断しなければいけない。

この判断が良い方向に動けば良いが、
誤ってしまった場合には、
その責任を取ることになる。

とてもシビアな世界だ。

緊急の現場では、
目の前で繰り広げられていることのみで
自分がどう行動するべきか
判断しなければいけない。

何が正しい動きなのか、
誰が判断できるだろうか。

3.適切な責任を持つということ

この判断をくだすことの重みを
職員に背負わせることは
いかがなものかと
私はずっと疑問に思っていた。

そして、今日
このような記事を発見した。

(2022年6月8日 「NHK教育サイト」)

児童相談所で、
親の同意を得られず子を一時保護した場合、
「司法審査」が導入されることが
国の方針で確定したとのことだ。

職員は子、保護者を守るべき立場にあるが、
職員だって守られなければいけない。

そう考えると、
この決定は現場職員にとって
大きなものであったのではないか。

仕事は
「責任」のもとで
やるべきものだ。

ただし、それは
自分にとってプラスに働く
責任でなければいけいない。

この責任が重すぎてしまうと、
人の心は壊れてしまうから。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?