余白実験

熱い氷が脳に
脳は氷で溶けていく

自然に接続してしまうので
1:1以外の
包摂よりも

失いたくないだけだとして、それでも(あらがいを失いたくないだけだとして、)

削りとる

口の中で溶けた飴の 屈折の
揺らぎ

大きくて
シルクをかぶった

見えることだけがわかる(なんて書いてあるのか、どんな顔をしているのかはわからない、それがなにかも でもみえていて、ぼくはそれに向かって手を振っている、それに向かって歩いている、きみがひとなのか、文字なのか、意味もなにもわからずにみえているのは「ほんとうに」みえているのか、ぼくにはわからない)
(ほんとうに、ということばのことも、ぼくにはみえていないのに、見えるものよりも確かな気がするのはどうしてだろう?)

るび

歯が砕ける、弾く、りんごの

きみのくれた

逆光
グレーの

なにもいわなくてもいいのかもしれないが

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