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保育士として子どもと遊ぶことの大切さ

今回は、自分自身の仕事の中で改めて認識したことについて書いてみようと思います。のんびり読んでみてくださいね☆

◆園長の仕事って大変!?

園長の業務は規模は大小あれど、子どもの命を預かり、保育士の雇用を守り、地域資源の活用も図りながら園の経営を短・中長期的にマネジメントしていかなくてはいけません。
その中の一つに、ラウンドがあります。朝子どもたちが登園した後に、各クラスをラウンドし、子どもたちに変調はないか、保護者からの申し送り事項があれば保育士と共有します。このラウンドは朝以外にもお昼や夕方等、適宜行っています。

ラウンドでクラスに行くと、「園長先生おはよう!昨日さ、○○で~。」など、あいさつや家での出来事などを教えてくれます。低月齢のクラスでは、抱っこを求めてきたりハイタッチをしてコミュニケーションを図っています。

園長の仕事を改めて振り返った時、私はいつも「子どもが主役」と保育士に保護者に言ってきましたが、私自身が一番子どもたちから遠いところにいることに気が付きました。

とは言え、基本的に施設長(園長)は、園長業務に専従することが自治体より求められているため、園長が保育に入ることは認められていない現状があります。
※保育園には様々な業態があり、自治体からの運営費補助金等の関係で、認可、認証、認定こども園等は園長は保育に入ることが認められていません。その他、認可外保育園等の種別によっては園長が保育に従事してもよい業態もあります。

◆仕事の中に子どもとの時間をつくる

以前の園では園長が保育に入ることができませんでしたが、今いる保育園では保育に入ることが可能です。
そこで、今まで子どもと遠い存在だった私は、ふと、

「1日1時間は子どもと思いっきり遊ぼう!」

と決めました。
当然のことながら、毎日の保育活動計画は保育士が立てているので、いわゆる主活動のコアタイムは避けました。

そして、朝と夕方の自由遊びの時間、合同保育の時間に遊ぶことにしました。保育士も大歓迎してくれ、基本的には夕方16:00~17:00までは遊びます。

◆共に遊ぶことは、最短で深い「絆」を構築できる

遊ぶときの歳児は様々でその日によって変えています。ただ、幼児になってくると、遊びの続きがあるので連日遊ぶ時もあります。

戸外に出ると、クラス担任だと今日はお水なしで砂場やろう等と保育活動のねらいに沿っているので、水を使わないで遊ぶ時もしばしばです。
が、私の場合は、そんなのお構いなしなので、子どもも調子に乗って、「水!水!先生、ドカンと水流して!」と言ってきます。もちろん、おのぞみどおり、ドカンと水を流します!!

この時、私が大事にしているのは安全のみです。

あとは、子どもが大いに気づいた、発見した、感じたままにやってみたいと思うことを存分に自己実現できる環境にし、私自身も子どもと同じ目線で遊ぶことです。子どもたちと共感し、共に笑い、鬼ごっこでは真剣に捕まえ逃げる。ゲームをしても情けで負けてあげたりはありません。もちろん、力加減はしますよ♪

当然、子ども同士のトラブルも絶えません。絶えないどころか、拡散するときもあり、別件のトラブルが同時発生もあります。その時はしっかり保育士として向き合います。年齢に応じた子どもなりの気持ちの切り替え方や社会性を育てる上で必要なことは流したりしません。

そして、子どもたちの笑いと涙を共にすることは、子どもとの「絆」が確実な物へ変化し、

「子どもから安心できる大人の勲章をもらうことができるのです。」

◆子どもたちと全力で遊んで見えたこと

保育士をしてきて、今までは、子どもたちの今の気持ちの変化や現在の認知能力、非認知能力についてスポットを当てていました。この考え方は今の指針から外れていませんが、

毎日共に遊びを通じて子どものフィルターに近づく事により、子ども一人ひとりの可能性が一人の人生の基盤として具体的に見え始めてきました。

これは、保育園という集団生活の中で子どもの才能を十分に引き出し適材適所、絶妙なタイミングで子どもの姿に合わせて、保育士が子どもの才能を伸ばすことを念頭に置きながら、環境構成と関わり方をフレキシブルに対応していくことです。

保育は保育指導計画を立て、PDCAサイクルで子どもの成長発達を促していきます。保育所保育指針は子どもの主体性を育てる「生きる力を育む」とありますが、保育園では主体性を「育てる」段階であるため、子どもが能動的に動けるように環境を整えながらも受動的な部分も多いのです。

この能動的且つ受動的な環境の中で子どもの能力の可能性を伸ばせる保育士を育成する必要があると、改めて再認識しました。

◆園長の姿を見ている

子どもとの関わり方や声の掛け方、体の支え方、遊び方の伝え方等、保育士は園長はどんな関わりをするのだろうと、よく見ています。
視線を感じます(笑)

私は子どもと一緒に遊んでいるときに、一緒にいる保育士へ実際に目の前で起きたことをもとに実践アドバイスも行います。
保育研修は数え切れない程ありますが、実践研修に勝るものはありません。

今後は、新たに保育士への研修についても今まで以上に保育士がもっと学びたい、知りたいと思えるよう研修内容を進化させたいと思います。

◆まとめ


毎日、おてんとさんの下で1時間以上は遊ぶと決めて、再認識したことや襟を正すことにもなり、最高の日々を送ることができています。
一方で、足腰がガクガク、自宅に帰ると記憶が飛んだように眠っていることもありますが、子どもたちに最高のギフトをもらって、本当にありがたいです。

改めて、保護者の皆さんには未来がキラキラ輝いている子どもたちと出会わせてくださり感謝しかありません。ありがとうございます☆

これからも、子どもたちとたくさん笑って、元気に過ごしたいと思います。
保育士の皆さん、働いている保育園は違いますが、明日からまたお互い頑張りましょう!

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!!





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