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【メディア試食会レポート】グミ新味4種と新商品のスナック3種をお披露目!

2023年11月15日(水)に、新商品発売に先駆けたメディア向け試食会を開催しました。今回、KIDS SNACK LABから新たに発売するのは、乳酸菌入りの「スナック菓子」3種と、8種類のビタミンと食物繊維が入った「グミ」4種。
KIDS SNACK LAB代表の古谷、CCTO(チーフクッキングテクニカルオフィサー)の井上とレシピ開発担当の丸山から開発背景やこだわりをお話したのち、ご参加いただくメディアの方に新商品をご試食いただきました。

冬を先取りするようなひんやりとした冷たい空気に包まれた午後、TETOTETO Inc. キッチンスタジオにメディアの方が徐々にお見えになりました。新商品がずらりと並ぶ横長のテーブルの前に着席いただき、全員が揃ったところで試食会がスタート。今回は、業界誌の記者の方はじめ、子育て向けメディアの編集者の方、ライフスタイル系のメディア担当のライターの方など、幅広いメディアの方にお越しいただいています。

「自分の子どもに安心して食べさせられるお菓子」を探しはじめたのが創業のきっかけ

まずは、代表の古谷からリリースされる新商品の簡単な紹介をさせていただき、みなさんに召し上がっていただきながらKIDS SNACK LAB創業の経緯についてお話しました。

▲KIDS SNACK LAB代表の古谷

「KIDS SNACK LABは、1年の準備期間を経て、今年の1月にクラウドファンディングを実施し、同年4月にサービスをローンチしました。半年を経て、新商品発売にともない、自分で好きなお菓子を組み合わせて購入いただけるセレクトボックスもお楽しみいただけるようになっています」

前職のコンサルティングファームで多忙な日々を過ごしながら、仕事でパフォーマンスをしっかり出すため、栄養がどのように身体に影響を及ぼすのか個人的な興味を持っていたという古谷。自身の娘が成長するにつれ、今度は子どもの栄養について関心を持つようになったそう。

  ▲新発売の『げんきかがやけ コンソメスター』『ひらめきかがやけ カレースター』『げんきかがやけ のりしおスター』

「大人は栄養をサプリメントで気軽に補うことができますが、子どもはどうだろう、と考えるようになりました。当時3歳だった娘を見ていると、普段の食事だけでは必要な栄養を取ることがなかなか難しいなと感じたんです。子どもは大人と比べて食が細いことから、日頃の食事に加えお菓子を「第四の食事」とし、栄養を補助する考えが一般化しています。ところが、市販のものには白砂糖や着色料を使ったものが多く、親としては身体によくないものを与えてしまう罪悪感を抱いていました」

そこで、強制ではなく子ども自身が喜んで食べるような、栄養が摂れて身体に優しく、親にとっても安心して与えられるお菓子を作れないかと考えるようになり、KIDS SNACK LABの創業に至ったと語りました。

お客さまからの声、今後の健康菓子市場の成長

KIDS SNACK LABでは「おいしい」、「栄養が補える」、「体にやさしい」を満たすお菓子を生み出すべく、3つの約束を掲げています。ひとつは、最新の栄養学に基づき、子どもの心と体の成長を助ける栄養いっぱいのお菓子を作ること。ふたつめは、白砂糖を使わず、血糖値の上昇や肥満などにつながりにくい甘味料を使うこと。みっつめは、子どもの体に負担をかけない製法を取り入れ、グルテンやトランス脂肪酸の摂取を減らすこと。

上記の理念とともにサービスの展開を始めると、お子さんを持つお父さんお母さん、保護者の方からはたくさんの反響をいただきました。

「販売開始後は、『子どもが風邪を引いて食事が食べられないときに栄養を補給させることができて助かった』『なかなか野菜は食べてくれないけれど、お菓子なら喜んで食べてくれる』など、うれしいお声をいただいています。その中でもいくつか寄せられていたのが、『もっといろいろな種類が欲しい』というご意見です。特にグミが一番人気だったこともあり、グミの新味を、かねてより実現させたいと思っていたスナックとともに、このたび新商品としてリリースすることにしました」

また、健康菓子市場は年々成長傾向にあり、今後より一層ニーズが増加する見込みがあります。近年、 30代から40代(子どもの親世代)の食生活において、食事の代替・補助を目的としたプロテイン、サプリ、低糖質の 食品・ミールキット等の消費が一般化してきています。しかし、子どもの健康に対する親の感度が上がっているものの、「子どもにも、サプリ感覚で与えられるお菓子が欲しい」というニーズを満たせる既存商品がないのが現状です。


「子どもに食事で栄養を摂ってもらうことが難しい理由のひとつに、子どもの味覚が発達していない点が挙げられます。子どもの舌には味を受容するための細胞群「味蕾(みらい)」の数が多く、大人よりも苦味や酸味を感じやすいと言われています。そのため、食べられるものが限られ、好みが頻繁に変わります。『先月は食べられたトマトを嫌いになってしまった』なんてことがよく起こるのもそういった理由ですね。そのため、商品開発をする際には実際に子どもに試食してもらい、どんなものが好きか、酸味のあるものは酸っぱすぎないかどうかなど、子ども目線での開発を意識しています」

料理人の知恵を落とし込んだ独自の製法、子ども目線で食べやすいお菓子に

続いては、メディアのみなさんに新商品を試食いただきながら、CCTO(チーフクッキングテクニカルオフィサー)の井上から新商品の開発経緯とこだわりを説明。

「先ほどもお話にあがっていたように、1回目にローンチした商品の中で特にグミが人気で、『いろんな味を食べたい』というお声をいただいていたので、さまざまなフレーバーをどうやって作ることができるかをまず考えました。そこで世界中にある濃縮果汁を取り寄せ、味見をしていく作業から始めました

国内外の濃縮果汁を比べていく過程で、おいしいもの、香りがいいものを選んだと話します。唯一濃縮果汁を使っていないコーラ味は、井上が料理人の知恵を生かし、ちょっとめずらしい製法を取り入れたそう。

▲メディアの方々の各席にはKIDS SNACK LABのお菓子が並んでいた

「多くのメーカーさんが香料でコーラの風味を使うのですが、弊社はクラフトコーラの製法を応用し、スパイスを漬け込んだ水を使っています。その水を原料に使うことで、香料をほとんど使わずにコーラの味わいを引き出しました

今回初めての開発となったスナック菓子は、カレー味とコンソメ味、青のり味の3種類。カレー味と青のり味に関しては、フードテックとタッグを組み、開発を進めた商品です。

「カレーには沖縄にあるAlgaleX(アルガレックス)社の『Umamo』という、の泡盛粕を海水に溶かし、微細藻類を培養するという特殊製法で作られたスーパーフードを使っています。カラスミのような海の旨味があり、DHAやタンパク質、ヒスタミン酸も多く含まれているのが特徴ですね。青のりはSEA VEGETABLE(シー・ベジタブル)社の『すじあおのり』を使用しています。SEA VEGETABLEはすじあおのりを陸上養殖しており、そのちょっと変わった養殖の方法で注目を集めているベンチャー企業なんですが、のりの風味が段違いでおいしかったので、子どもたちにも本物のおいしさを食べてもらいたいという思いで『すじあおのり』を使用しています」

丸山からは、アップデートした既存商品についても説明。

▲商品開発担当の丸山は『CHEF-1 グランプリ2023』にて準優勝したフードクリエーターでもある

「サービスのリリース当初から販売しているクリームサンドとざくざくチョコを、今回の新商品発売にあわせて、アップデートを加えています。
クリームサンドは、手触り感のあるお菓子が食べたいというニーズに応えるべく、パティスリーで手作りで製造していただいています。さらに、ポスト投函のサービスであるため、配送に耐えられるよう何度も試作を重ねました。
ざくざくチョコは昔から食べられている『おこし』をヒントに、夏でも溶けないチョコレート菓子として考案しました。また、ざくざくチョコには国内の酒造メーカーさんの発酵大麦エキスからできた、高純度のアミノ酸ギャバを使用しています」

メディアの方からのQ&A

サービスや新商品の説明を一通り終え、参加されているメディアの方からの質問に答える時間に。

Q.今後もイラストレーターさんとのコラボボックスは展開されていきますか?

「はい、第5弾、第6弾も新たなイラストレーターさんにお願いする予定です。ちょうど数日前、次回のボックスデザインに向け、お打ち合わせをしたところです。子どもが自分で手をのばしたくなるようなものであることが大事だと思っているので、子ども自身がたのしくなるようなパッケージにしています」(古谷)

Q.フードロスの課題解決に今後取り組む予定はありますか?

「今回のスナックの青のり味に関して、検討段階ではSEA VEGETABLE社がすじあおのりを作るときにはじかれるB品、つまりほかの藻類たちがくっついた青のりを使うことを選択肢に入れていました。ただ、実際に試食してみると香りの濃度がまったく違ったため、今回は純粋なすじあおのりの方を使わせてもらっています。今後もフードロスの観点に着目した商品展開ができないか積極的にチャレンジしていきたいと考えています」(井上)

Q.今後、オフラインでの展開は?

「12月1日より西武渋谷の中にある『CHOOSEBASE SHIBUYA』での販売が決まっており、それ以降も、さまざまな場所でのポップアップを調整している段階です。加えて次のステップとして、自分たちのコンセプトを体現したようなショップを持つことができたら、と考えています。『KIDS SNACK LAB』の名称の通り、ラボとしてお菓子を作っている様子を見ていただきながら買っていただける体験型の場にしていきたいですね」(古谷)

▲パッケージや配送用BOXなども「子どもたちのワクワク」を刺激するデザインに

その後も参加されたメディアの方からいくつもご質問をいただき、イベント終了のアナウンス後も、古谷へご質問くださる方も。KIDS SNACK LABのこれからに強くご期待をお寄せくださっていることを肌で感じるひとときでした。

オフラインのポップアップ展開についてはSNSで最新情報を発信していきますので、ぜひフォローいただき、チェックいただけるとうれしいです。

KIDS SNACK LAB公式Instagram:https://www.instagram.com/kids_snack_lab/
KIDS SNACK LAB公式X:https://twitter.com/kids_snack_lab
KIDS SNACK LAB公式サイト:https://kidssnacklab.com/



取材・文=ひらいめぐみ 撮影=山中散歩


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