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ダウン症児 3歳0ヶ月の療育記録

3歳になりました。
北海道立子ども総合医療・療育センターで診察&療育を受けてきました。

まずは診察
先生から受けた質問と回答は
・どれくらい歩けますか?
 →10歩くらい。
・言葉は出ますか?
 →なんとなく出る単語が増えました。

というくらいで、実際に歩いている様子を見せ、身体を触って、「順調でいいですね!」で終わり。

あと履いている靴を見せると、「それでいいです」とのこと。

あまりにもあっさりした診察だったので、これから気をつけた方がよいことを聞くと

  • でんぐり返しをしない。

  • 甲状腺が弱いので、ヨウ素を控える。イソジンや消毒液はやらないように。海藻も全く摂らないのはダメだけど、摂りすぎないように。

ということでした。

それから、整形外科と耳鼻科も紹介してもらい、4月以降に通うことになりました。


つづいて、PT(理学療法)
楽しい先生で、我が子喜んでリハビリ室に入っていきます。
とにかく歩く練習です。時々、高速ハイハイも交えながら、手をつないで歩いたり、押し車で歩いたり、手押し車で歩いたり、沢山歩きました。

「順調中の順調ですね」
「本当に表情豊かで良いですね」

との評価をいただきました。
「表情豊か」というのは、先生の顔を見て何かを訴えるようにごにょごにょ話しかけたり、変顔をしたりするからでした。


最後は、ST(言語療法)
座ってお絵かきやだるまさんシリーズの絵本を読んだり、おままごと遊びしました。
ひと月前よりも集中して取り組めるようになりました。

おままごと遊びでは、コップに注ぐ真似をしたり、コップでごくごくごくと飲む真似をしたり、箸を口に持っていってもぐもぐもぐと食べる真似が出来ていました。

実際には無いものを想像して、そこにあるような素振りをすることができる。そうした空想力がついていることが驚きです。成長を感じました。

今回から、絵本を使った言葉の練習が始まりました。
50音の口の動かし方を絵本を見せ、先生も口を動かして見せ、真似をして練習しました。


偶然にもPT、STの両先生から言われたのが、
「どんな風に成長するか楽しみですね、お笑い系ですかね(笑)」
ということで、順調にひょうきんに育っています(笑)


診察〜療育となると3時間コースになります。
親としては、いかにご機嫌をとるかも重要なミッションです。
子の表情を見ながら、「お茶か?」、「空腹か?」などと様子を伺い、ストローマグを差し出したり、あんぱんを食べさせたり、機嫌のキープに努めます。

定期的に診察、療育を受けることは、成長の現在地を確認することが出来ます。これで大丈夫なのか?何か問題はないのか?など心配の闇に落ちないのは、専門知識を持った第3者から的確なアドバイスをいただけるからです。
書籍でも、一般的な知識を得ることはできるかもしれませんが、知的障害は個人差も大きいので、目の前のわが子を見て、定期的に発達を見ながらアドバイスをいただける環境が本当に心強いです。

それから、何より、先生が沢山褒めてくれます。
小さな、小さな成長でも、しっかりと変化を見つけて、大げさなくらいに褒めてくれます。それによって、親も大きく元気づけられます。

病院に通うのに、仕事のスケジュール調整などは大変ですが、そうした苦労を差し引いても、病院に通うことは楽しみになっています。

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