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男性客だらけのラーメン店の改善戦略④

こんにちは、青山十郎です。
「男性客だらけの儲からないラーメン店」の最回になります。
「それでは後半の3つの魅力、まずは商品の魅力です」
「美味けりゃいいんじゃないの?」
「美味さだけじゃないんです。どのように紹介するか?どのようなネーミングにするか?お土産とかならパッケージも重要です」
「紹介?」
「メニューの作り方。美味しそうな写真があれば注文されやすくなりますし、価格も魅力で上下します。自信があればポスターにして店内に貼りだします」
「え?ポスター?」
「今は安いですから簡単に作れますよ」
「そなの?テーブル置いてある三角のメニューも?ファミレスみたいだな」
「そうです。超美味い訳でもないのにそこそこの値段で大勢が利用するファミレスは良い見本になります」
「なんとなく解って来た」
「商品の魅力が強まったら5つ目の魅力は『クロージング』です」
「苦労?じん?」
「お客様が最後に感じる印象を如何に良く残すか?締めという意味です」
「なるほど。終わりよければ。ってやつだね」
「それです(笑)。簡単に言えば接客と会計の印象を如何に良くするか?です。例えば店員さんの清潔さ・礼儀・服装・言葉遣い」
「たしかに残るよね」
「会計の位置、対応、使える支払い手段の豊富さ」
「そうか、カードも当たり前になってるもんな」
「ポスターやパンフレット置きを利用しましょう」
「5時から6時まで、ビール半額タイムも設けます」
「さぁ、では最後の魅力」
「あと何が残ってるの?」
「どのような戦略で行くか顧客ターゲットを決めて改善の方向性を得る事です」
「コンセプト?」
「そうです。誰をターゲットにするかを決めて…」
「決めて…?」
「そのターゲットの目線で魅力の方向性を決めます」
「他人の目線になるって難しいな。どうしても自分の嗜好が前にでちゃいそう」
「そうですよね。でも東京のお客さんが欲しければ都会風より田舎風。外国人観光客が欲しければより日本的なもの」
「そうか、それが『お客様目線』ってやつか」
「そうなんです。経営者の納得よりお客様の心を動かすことが最も大切なんです」
「売れない時代って、もしかしたら本当の商いを怠っていただけなのかもな。自分が欲しいお客様が喜ぶ店づくり。やってみるよ」
 個人事業には厳しい時代かもしれませんが変化を受け入れながら商いを全うしてください。  

2020年8月改装オープン
月商 80万円→200万円超
原価率 55%→40%
アルバイト最低時給 900円→1200円
 
男性客だらけのラーメン店の改善戦略 おわり


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