うちの不登校ボーイ ♯10 小学校をみかぎる
保健の先生の強行策により、学校への恐怖心を強めた我が子ですが、案の定、夏休みが明けても「学校いきたくない!」の一点張りです。
そりゃそうよね。
ところで、最近の不登校がらみの心理学(詳しくは知らない)では、苦手な場所でも、その場にしばらく留まると、すこしずつイヤな気持ちが下がっていくと言われているそうです。
夏休みの終わりぎわに面談した、区の臨床心理士の先生から聞いたわけですが、児童や生徒にそのことを説明したうえで、
「いま、どのぐらいイヤな気持ちがするかな?」
「あ。ほんとだ。先生の言うとおり、すこし収まってきました」
とセルフモニタリングを繰り返しながら、その日、行けるところまで行ってみる、というのが正しいやり方。
で。
事前にその話しを聞いていた我が校の校長先生は、「児童に説明のうえ」という大事なところをすっ飛ばして「イヤな場所でも、しばらくすると落ち着いてくるらしい」と解釈。
保護者にすら相談せず、保健の先生と無理やり引っぺがす作戦に及び、致命的なダメージを与えてくだすったそうです。
それだけなら、血管をピクピクさせながら、
「まあ、先生たちも不登校対策のプロじゃないよね。相変わらずコミュニケーションが成り立たないのはいただけないけど」
とも思うんですが、別日に校長先生とお話しした際に、
「おうちで楽しく過ごしてると思うんですが、そのままだと家から出なくなっちゃうので、これなら学校に行った方がいいな、と思うような生活を目指してください」
と言われました。
なにを言ってるんだろう、この人は(*´ー`*)
家を居づらくしたら、しぶしぶ学校に行くとでも思っているんだろうか(*´ー`*)
家庭という安心できる場所を奪って、親への信頼もなくし、恐怖心を抱いている学校との板挟みにして、より悪い事態に追い込むだけだとは思わんのか。
「夏休み明けだから、また来にくくなっていますね」
違うよ、あなたのせいなのよ( ´ ▽ ` )
多少の問題があろうとも、学校との信頼関係を保ってコトにあたろうと考え続けてきたわけですが、ここに来てその信頼が一気に瓦解。
この学校で頑張っても仕方ないな、と心の中で見かぎりました。
時を同じくして、世間では緊急事態宣言が明け、夜の街では「解禁酒」が酌み交わされています。
一方の我が家では妻の会社がリモートワーク体制を終了し、出社か休むかの二択しかありません。
ボクはリモートワークを多めにしているものの、仕事の都合で週に2回ぐらいは出社せねばならない。
さいわい妻はシフト制の出勤なので、土日に出社して平日(ボクの出社日)を休みにすることで対応可能です。
しかし、それだと家庭内で休みが合う日がなく、家族みんなでおでかけすらできない。
こうなったからには、以前から下調べを続けてきたフリースクールという選択肢を取るしかありません。
妻が見学の申し込みをしてくれたので、有給を取って行ってきます。
さて、息子の反応やいかに。
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