わたしの初恋

中学三年生
人生初の受験もあり
濃密なある日
ラブレターをクラスメイトの女の子が持ってきた
最初、その持ってきた娘が書いたのか？
と思ったものの
読んでみると
その娘のクラスの違う友達から
だった

長くなるので端折りますが
いろいろあって
ラブレターを持ってきた娘が
気になりだし
気がついてみれば
ものすごく好きになってしまって
それこそ
心を鷲掴みにされて
地面に叩きつけられる
ような
まるで
交通事故

それまでは努力すれば
勉強も
スポーツも
なんとかできる
っていう自信があったのだけど

これは自分の努力だけでは
なんともならない
っていう
人生初の挫折を
味わうことになってしまいますが
僅か1ヶ月ほどではあったけど
付き合うことのできた
まさに天にも昇る日々があったのだけと

結局、その後数年間
苦しみに
のたうち回ることに

最高の喜びを与えるものは
最大の苦しみをもたらす

といわれるが
まさにその通りで
苦しい記憶はいっぱいあるのだけど
いまだに
あの幸せの絶頂の高さは
経験することがありません

仏教的にいえば
天界
の状況から
地獄界、餓鬼界に
ってことだけど

天界の特徴通り
一瞬で消えてしまい

諸行無常

地獄といい天というも
我が身に決定権はあり

自分を取り巻く環境によって変わるなら
初恋の苦しみにも
転地療法は一定の効果
あるってことが
経験値として得られました